Walpurgisnacht ヴァルプルギスナハト ハルツへの旅 【移動編】
4月30日はWarpulgisnacht(ヴァルプルギスの夜)と呼ばれる春のお祭りの日です。
ドイツの各地でお祭り、イベントが催されるのですが、ドイツ北部のハルツ地方は特に、この日の夜に魔女がお祭りをしたという伝説にちなんだ魔女のお祭りで有名です。
ということで4月30日~5月3日、週末も利用してハルツ地方に旅行します。
ハルツ地方の村々で魔女のお祭りが催されるとのことですが、特に有名なThale(ターレ)という街のお祭りに行ってみることに。
1か月前にThaleのホテルを予約しようとしたところ、すでにどこも満室で予約がとれなかったため、近くのQuedlinburg(クエドリンブルク)という街に宿をとりました。
まずはDresdenからQuedlinburgまで移動します。
自分の不手際で移動に苦労しました・・・
まず、Dresden⇒Quedlinburgの移動手段を考えるとき、考えられる移動手段はバスか電車。
ドイツは事前予約でバスがかなりお得だなという印象があるので、バスでの移動を考えました。
バスを調べてみると、所要時間6時間35分~で25ユーロ。
値段はよいけれど所要時間6時間か・・・
電車を調べてみると、所要時間4時間で29ユーロ。
電車も意外と安いのね!移動時間も短いし電車で移動がよさそう!
と思っていたのですが、ドイツ国鉄(DB)は予約時期によって金額が変わるのね。
1か月前に調べた時点で予約すればよかったのですが、日にちが近づいてから買えばいいやと放置していたら、直前の予約では金額が上がっていました。
で、もうひとつ候補にあがったのが相乗りサービス。
ドイツではかなりポピュラーみたいです。
(詳しくは別記事で書きます)
Dresden⇒Quedlinburgでは希望の時間帯のドライバーさんがいなかったので,
Leipzig⇒Quedlinburgのドライバーさんを予約しました。
Dresden⇒Leipzigはバスで5ユーロなので、ちょっと移動の手間は増えますがそれでも費用は安く抑えられるのです。
初の相乗り。日本でも利用したことないので、なんといっても待ち合わせがドキドキです。ドイツで、ドイツ語もままならないのに大丈夫かしら?ちゃんと会えるのかしら??
と不安を抱えながら待ち合わせの2:45より10分早く、Leipzig駅の東ホール前に到着。
目の前に広い駐車場があるので、ああここね。
ドライバーさんの車は青のBMWのはずだけど、まだ来てなさそう。
約束の時間を過ぎても見つからないので電話をしてみることに。
出ない。運転ちゅうかな?もう少し待ってみよう。
そうしている間に15:00に。
周りにも相乗りの待ち合わせと思われる人たちがたくさんいて、みんなは次々とドライバーさんと落ち合い去ってゆく・・・。
取り残される私。。
もう一度電話してみるもまた繋がらない。
んんーーー。まさかとは思うけどドタキャン??
初の相乗り挑戦で!?一番避けたかった事態が?
それにしても電話に出ないって。来ないなら来ないで知らせてほしい。
いつまで待ってたらいいか分からないじゃない!!
15:20まで待ってさすがに諦めました。もう電車で行くしかない!
券売機で切符を購入。
Leipzig⇒Quedlinburgで30ユーロ。
15:40初で時計を見ると15:30!! 10分しかないじゃない!
急いで階段をかけあがりホームへ。
が、私が乗る電車はいったいどこ?出発ホームが表示されている電光掲示板を見てもQuedlinburgの文字は見当たらずどれに乗っていいか分からない><
行き止まり式の駅としてはヨーロッパ最大級と言われるLeipzig駅。ホームは26本もあるのです。
この時間のないときにこと広さはちっともありがたくない!!
近くにいる駅員さんを見つけ" Entschuldigung, Ich möchte nach Quedlinburg fahren"とドイツ語で訪ねてみると、13番線だよ、と目の前の13番ホームを指さし教えてくれた。この時乗り換えも教えてくれたんだけど、焦ってたのとドイツ語で言われたので聞き流してしまった。
Leipzigから1時間15分のMagdeburgでローカル線HEX(HarzElbe Express)に乗り換え。
17:10発のGoslar行きの電車に乗り換えます。
Magdeburgから1時間のHalberstadt
ぼーっと外の風景を眺めながら電車にゆられていると1時間ほどでHalbarstadtに到着。ここで5分くらい停車して、再び電車は走りだします。
でもここまで進行方向に向いて座っていたのが、後ろ向きに走り出しました。
QedlinburgまではHalbarstadtから15分。
15分ほどたったころ、多くの乗客が降りていく駅が。
ん?と不安になり駅名を確認するとWeringerode。
Wernigerode(ここは翌日宿泊する予定の街)か。まだQuedlinburgじゃないね。
と思った瞬間、何かがおかしい。。
WenigerodeとQuedlinburgはHalbarstadtをはさんで反対方向にある街のはず・・・。
あれ??
私が乗っているのはGoslar行き。今日の目的地はThaleだ!
Goslarはこの旅の最終日の目的地。なんか完全に思い違いをしていてGoslarという地名を見ながら完全に私はThaleを思い浮かべてたのです。
いやぁぁぁぁ><やっちゃった。。乗り換えミス。(というか完全な思い違い)
Halbarstadtで乗り換えなきやいけなかったんだ。
やばいやばい。引き返さなきゃ。
と焦って降りた次の駅。
ホームに降りて去っていく電車を見送ると、残ったのは私一人。
単線の無人駅・・・
あぁ・・・
そうよね、ローカル線だもんね。。
なんか牛の鳴き声とか聞こえるし。。
ホームにある時刻表を確認すると、次の電車は19:36。
時計を見ると現在時刻18:30。
はぁーーーーーー。。次の電車まで1時間。
名前も知らないなにもない駅で。(実際はDarloingerodeという駅でした)
焦りと不安と自分への不甲斐なさで泣き出しそうだ。
なんか今日はボロボロだ。こんなことなら最初からDresdenから電車にすればよかった。急遽電車に切り替えたから乗り換え方法をちゃんと把握していなかった。
しかも、ドイツでは携帯のネット契約をしていないので、Wifiがない外出先ではオフライン。乗り換え間違えても乗り換え検索をすることもできない。
日本ではスマホの恩恵に慣れきってしまっていたので、ドイツで、知らない土地で乗り換え案内が使えないって結構恐怖です。
なんて後悔先にたたずだし、とにかく次の電車を待つしかないのでおとなしく待ちます。
日の暮れゆく中雨まで降ってきて・・・
(幸いホームには屋根付きのベンチがあります)
なんでこうもイヤな出来事が重なってしまうんだろう。相乗りドタキャンからの電車乗り間違い。
とにかく無事Quedlinburgまでたどりつけますように。
今日は頭がちっとも働かない。
と思っていたら、どうやら風邪をひいたみたい。頭が熱っぽい。
心身ともに絶不調。
1時間後、上り電車が来たときはどんなに嬉しかったことか!!
Halberstadtまで折り返して、今度こそはちゃんと駅員さんに確認してQuedlinburg行きの電車にのりました。
15分ほどで無事Quedlinburgに到着!! 現在時刻20:23。
Dresdenを出たのが12:40のバスだったので、結局8時間近くかかってしまった。
長旅だった。
【まとめ】
長々と書いてしまいましたが、ハルツ地方へのアクセスをまとめておきます。
Dresden⇒(Leipzig経由)⇒Magdeburg <ドイツ国鉄> ICで2時間40分
Magdeburg ⇒(Halberstadt経由)⇒Quedlinburg <HEX> 所要時間:1時間15分
↓HEXのHP
Berlinからは同じくMagdeburgでHEXに乗り換えです。