ドイツでワーホリ!!

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Bach Fest 【バッハ祭り】 in Leipzig

音楽三昧な週末でした。

まずはLeipzigのバッハ祭り。

 

6月12日(金)~6月21日(日)までライプツィヒで開催されていたバッハ祭り。
期間中は毎日、色んな会場でバッハのコンサートが行われています。

http://www.bachfestleipzig.de/de/bachfest

 

無料のコンサートから100ユーロ以上するコンサートまで。

毎日バッハの音楽を聴くことができるなんて、なんて贅沢な!当初、このバッハ祭りのためだけにでも6月はライプツィヒに住もうかと考えていたくらいです。が、結局土曜日の1日だけしか行けませんでした。

事前のチケット予約はせず、当日入場できるお手頃価格なコンサートだけにしたので2つしか聴けなかったのですが、それでも十分満足です。

 

Bach Museum【バッハ博物館】

バッハがオルガン奏者を務めたトーマス教会の向かいにあるバッハ博物館。

音楽の教科書に載っていたバッハの肖像画、バッハ一族の家系図、バッハが試奏したオルガンの演奏台、バッハの時代の楽器の展示などなどかなりのボリュームの展示です。隅から隅まで解説を読みたいところですが、英語なので時間がかかるのと、そうでなくてもものすごい情報量で、本気で全部見ようと思ったら半日はここで過ごせると思います。

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Thomaskirche【トーマス教会】

1723年~1750年までバッハがオルガン奏者兼合唱団の指揮者を務めたトーマス教会。

ここで行われたコラールのコンサート。入場料は2ユーロでした。

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《Program》

– J. S. Bach: Präludium und Fuge a-Moll, BWV 543
– Anonymus: Praise to the Lord
– W. Billings: The Rose of Sharon
– J. Runestad: I will lift up mine eyes
– G. F. Händel: The King shall rejoice, HWV 260
– J. S. Bach: Wohl dem, der sich auf seinen Gott, BWV 139

Pfarrer Martin Hundertmark, Daniel Beilschmidt (Orgel), Kathleen Danke (Sopran), David Erler (Altus), Patrick Grahl (Tenor), Stephan Heinemann (Bass), Valparaiso University Chorale, Leipziger Barockorchester, Leitung: Christopher M. Cock

 

教会で聴くコラール。
ソプラノの声が教会中に響き渡ってそれはそれは素敵な空間です。

私はクリスチャンではないけれど、こうして教会で神様のために作られた曲を聴いていると、当時の人たちの信仰心が伝わってくるような気がします。

バッハがオルガンを演奏していた教会で、バッハが作った曲を聴いている。

目を閉じると、なんだか時空を飛び越えているかのような不思議な感覚になります。

 

人間の歌声って何よりも美しくてパワフルな音楽だと思うのです。

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Nikolaikirche【ニコライ教会】

1989年にこの教会から始まったデモが東西ドイツ統一へのきっかけとなったことで有名なニコライ教会。

そんな力強い出来事とは対照的にものすごく優雅で可憐な内装です。こんなに甘い雰囲気の教会は初めて見ました。色がものすごく私好み・・・。

 

ここではオルガンコンサートを聴きました。入場料10ユーロ。

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《Program》

Leipzig im Spiegel seiner Komponisten
– J. S. Bach: Toccata und Fuge d-Moll, BWV 565
– G. P. Telemann: Vater unser im Himmelreich, TWV 31: 1
– F. Mendelssohn Bartholdy: Sonate d-Moll, op. 65 Nr. 6, MWV W 61
– M. Reger: Toccata d-Moll, op. 59 Nr. 5
– R. Schumann: Studie H-Dur, op. 56 Nr. 6
– E. Grieg: Peer Gynt Suite Nr. 1 – G. Mahler: Adagietto F-Dur
– R. Wagner: Da zu dir der Heiland kam
– R. Wagner: Ehrt eure deutschen Meister, aus: Die Meistersinger von Nürnberg, WWV 96

 

私は教会で聴くオルガン音楽が大好きなので、これまた至福の時でした。

教会中に充満するオルガンの音色に全身を包み込まれる感覚に鳥肌が立ちます。

トッカータとフーガから始まり、中にはグリークのペールギュントなどオーケストラのオルガンアレンジもありました。

でもやっぱり、オルガンで聴くのはオルガン用に描かれた曲がいいです。

 

と、こんな感じでバッハ漬けの一日を過ごすことができました。

大学生の時、バッハについて知りたいな~と思ってバッハの生涯について書かれた本を読んだのですが、当時はドイツの地名もさっぱりでちっとも頭に入ってこなかったのを思い出しました。ライプツィヒ?どこ??ってな感じだった土地に今自分が立っていて、バッハが活躍した教会でバッハの曲を聴いている。

今もう一度、バッハについて知りたくなりました。