フォルクスワーゲン、ガラスの工場 in ドレスデン
ドレスデンにあるフォルクスワーゲンの Die Gläserne Manufaktur、「ガラスの工場」と呼ばれる工場は、見学ツアーで内部を見学することができます。
Volkswagen Sachsen GmbH
DIE GLÄSERNE MANUFAKTUR
Lennéstraße 1
01069 Dresden
事前予約
こちらのページから事前予約を
https://www.glaesernemanufaktur.de/en/visitors-service/guided-tour-enquiry
大人 7ユーロ
学生 4.5ユーロ
予約ページから見学希望の日時、人数を入力して情報を送信するものの、特に予約の完了メール的なものはありませんでした。
普通予約したら確認メールが送信されてくるものでは・・・?と思ってちゃんと予約ができているのか少々不安だったのですが問題ありませんでした。当日受付に行って名前を伝えて入場料を払う。こんな流れでした。
こちらが学生証を提示するまでもなく「学生?」と聞かれ「はい」と答えると学割金額でチケットを購入できました。語学学校の友達も「学割だったけど学生証の確認とかなかったよ」と言っていたので見た目で判断されている模様。
工場見学
コンサートホール!?
と思ってしまうような、工場とは思えない外観。
実際、ドレスデンのオペラとコラボしてコンサートが行われることもあるそうです。車とオペラ、まさにドイツなコンビネーション!
この工場ではVWの高級ラインPhaetonと一部ベントレーの組み立てが行われています。Phaetonは全てがここで生産されているということ。
Phaeton??聞いたことないなぁ。VWに高級ラインがあるのか。なんて思っていたら、やはり日本には輸入されていないようですね。そしてベントレーもVW傘下だったんですね。知りませんでした。
工場といっても、各パーツの組み立てのみを行っているので内部はとってもきれいです。残念ながら工場内は撮影禁止でしたが、見学ツアーでは組み立て工程を見ることができます。私は平日に行ったので、実際に作業員の方々が働いているところ、ラインが動いているところを見学できました。土日もツアーはありますが工場は稼働していないので、平日に行く方が見応えがあると思います。
ここでは1日に25台のペースで生産されているそうで、Phaetonは受注から納車まで4か月だそうです。お値段は7,200ユーロほど。マーケットの半分はアジア(主に中国)とのこと。
作業者の働きやすさを追求した工場
床にはメープル、楓の木が使用されています。火に強いという理由の他に、クッション性にすぐれているため作業員の身体的負担を減らすことを目的としているそうです。以前はタイルの床だったそうですが、今では全面楓の木の床になっているそうです。
もう一点作業者に配慮しているのが照明。
直接照明ではなく、一旦天井に設置されている鏡に照射してそこからの間接照明にすることで目への負担を軽減するようになっているそうです。
見学の最後に展示してあるPhaeton。
車にさほど興味はないのですが、この工場見学は面白かったです。美しい工場の内部と、システマティックな作業工程にため息が出ます。
ドレスデン観光といえば旧市街の美しいバロック建築たちですが、こんな観光スポットもあるんですね。時間に余裕があればこの工場見学もおすすめです。