私がドイツワーホリにたどり着くまで3 どこに行くのか、何をするのか
私、「ヨーロッパに住みたい」という気持ちだけはブレていませんが、どこの国に行くのか、何をしたいのか、このあたりはブレブレでした^^;
「ヨーロッパに住みたい!」っていうこのザックリ感。
ヨーロッパって言ってもたくさーんの国があるし、それぞれ言語も違うけど、いったい君はどこに行きたいんだい?
ロンドンっ子になりたかった
それでも、大学を卒業した時点ではイギリス、ロンドンに行きたいと思っていました。短期留学で行った時に惚れたし、なんといってもヨーロッパでは唯一の英語圏ですから。
キャリアコンプレックスと並び英語コンプレックスは私の2大コンプレックス。
英文科だったけど、授業が英語だったわけではないし、英語を難なく使いこなせるわけではありません。だからやっぱり英語は使いこなせるようになりたい。
あ、あとどーでもいいですが、松田翔太を好きだった時期があって。
彼もロンドン留学してたんですよね。で、彼が「ロンドンはパリほど古くない、ニューヨークほど新しくない、そんなイケてる街ロンドンが好き」的なことを言っているのを見たことがあって。きゃーー、私もロンドンに住みたい!と。
そして、ユニオンジャックが好きです。
いまだにロンドンは大好き!
じゃぁイギリスに行くとして、手段は留学かワーホリ。
イギリスの大学院留学はめちゃくちゃ費用がかかる。(大学院留学した友人は1年で500万使ったと言っていました)
でもそれより低予算で収まる語学留学にした場合、イギリスは11か月までのビザしか出ない。それに学ビだと仕事が不可だったような・・・?
そうなるとワーホリが一番理想的!しかもイギリスワーホリは2年だし!!
が、世の中そんなに甘くない。イギリスワーホリビザは毎年1000人の定員が決まっていて、しかも抽選なんです。倍率は7倍だとか・・・
満を持して応募しましたが、あっさり外れてしまいました。
翌年また挑戦、という手もありますが、27才になる年、もうこれ以上先延ばしにしたくない。そして、私の希望は「ヨーロッパに住むこと」なので別にイギリスじゃなくてもいいんです。
さぁ、気持ちを切り替えて!
残る選択肢は同じくワーホリ制度のあるフランスかドイツ。
ここは迷わずフランスを選びました。
パリジェンヌに憧れて
大学の第二外国語でフランス語を4年間やっていたし、大学時代ロブションのカフェでバイトをしていたこともあったので、何かとドイツよりはフランスに縁を感じる、と。
モード、おいしい料理、印象派の絵画たち、この国には私の好きなものが全部ある!
それに比べドイツっていったらビールにソーセージに車!?ちっともエレガントじゃない。惹かれなーい。
なんて浅はかな!!!
こんな理由でフランスを選んだのです。
じゃぁ国は決まったところで、何をする?
これもね、ずーーーと悩み続けてました。
というか、この何をするかの目的がはっきり定まっていないから、いつまでもウジウジ考えて海外行きを思いきれずにいたんですね。
たぶん、本当にやりたい事があれば、キャリアなんて気にせず渡航できたと思うんですよね。
語学留学だけでは意味がないと思っていて、語学+何かしらのスキルになるもの。せっかくリスクをおかして海外に行くんだから何か確実に得られるものがないと!って思っていました。
この辺の考え方がいつまでも安全思考抜けられないんだな、私・・・って思います。
で、私はものづくりが好きだし「手に職」が欲しいなって。
生活を豊かにするものが好きなので、フラワーアレンジメントなんてどうかしら?と。部屋にお花を飾るのが好きだし、それが自分でできたら素敵じゃない、と思ったのです。
「フランスでフラワーアレンジメントを習う」なんかキラキラしてて素敵!と、単純に。(本当はファッションも好きなのでモードの学校に通ってみたかったけれど、学費が高くて断念しました。)
よし、じゃぁフランスにフラワーアレンジメントを習いに行こう!
とりあえずその方向で。
でも何より問題なのはまずフランス語ができないこと。なのでまずは半年間語学留学をすることにしました。
2013年7月から半年間、フランスのルーアンに語学留学(結局パリジェンヌにはなれず(笑)。
最終的にベルリナー
え?
じゃぁなんで今ドイツにいるの?
フランスが嫌になってしまったんですね(笑)
「私の理想の国!」なんて浅はかな理由で選んでみたら、私にはあまり合わなかった。
まぁ、これには色々な要素があって、このフランス生活についてはまた別の機会に書きたいと思います。
で、フランスに嫌気がさしていた2013年12月、遊びに来た両親とともにクリスマス旅行をしたんです。
その時訪れたドレスデンに一目ぼれしてしまったのです。
高校生頃までは憧れの国だったはずのドイツがいつの間にか私の中から薄れていてしまった理由。
それは、ベルリンに惹かれなかったから。
あと、大学時代に旅行したフランクフルトもあまり好みじゃない。
単純にイギリス、フランス、ドイツを代表する都市で比較すると、私の中で、ロンドン、パリに比べるとベルリンに惹かれるものがなかった。
2013年の時点で、ベルリンだけ行ったことがなかったというのもありますが。(行ったことがない時点で興味がない^^;)
古い建物の残る、いわゆる「ヨーロッパ的な街並み」に憧れていたので、ベルリンはちょっと私の好みじゃなかった。だから全体的にドイツへの魅力が薄れていたのですが
それを覆してくれたドレスデン!!
なんなの、この美しい街は!!!!
と、衝撃を受けました。
私の大好きなバロック建築!!!
こんな街がドイツにあったなんて!!!
ドレスデン。名前は知っていたけれどこんな美しい街だって知らなかった。
こんな街があるの知ってたらフランスじゃなくてドイツ選んでたのにーーー!!!
「ヨーロッパに住みたい」と漠然と言い続けてきた私のイメージする「ヨーロッパ」とはまさにこの街だわ!
と運命の街に出会えたわけです。
せっかく大金払って6か月間勉強したフランス語。それを無駄にするのか・・・!?
またいちからドイツ語勉強するの!?
と、語学面での不安はありましたが、
なんといってもヨーロッパで唯一経済が好調であることや、にも関わらず物価は安いこと、ビザの取り安い点にも後押しされ、あっさりとフランスからドイツに寝返ることを決めました。
最初のフランス行きまではものすごーーーく悩みに悩んだくせに、一度海外に出てしまうと度胸がつくみたいです。もはや社会不適合者(笑)
フランスから帰国して1年間は貯金の補強のために派遣で働き、2015年の3月にドイツにやって来ました。
最初は、一目ぼれ以来どうしても住んでみたい街だった憧れのドレスデンに3か月。
憧れの街は住んでみてもやっぱり素敵でした。(ネオナチ運動の中心地と心配されたりしますが、私は居心地よかったです)
そして今、ちっとも惹かれなかった街、ベルリンで生活しているわけです。
住んでみて、やっぱり私がベルリンに惹かれなかったわけに自分で納得するくらい小汚い街だな~と思うこともしばしばですが、ベルリンは観光よりもだんぜん住んでみて魅力の分かる街なんだなぁと感じてます。