思っていたよりはるかに素敵な街だった!ハンブルク!!
みなさん、ドイツ第二の都市はミュンヘンでなくハンブルクですよ!!知ってました?
って知ってるか。。
私はドイツにくるまでミュンヘンが第二の都市だと思っていました。
ハンブルクも名前は有名だけど(ハンバーガーの由来になっているくらいですしね)、そんなに何があるってイメージもなくて。
さらにいえば、北に位置するし天気悪そうだし、ドイツに来てからもちっとも興味なかったんです。
ベルリンからは電車で2時間、バスで3時間です。(そんなに近かったのね!)
私はバスで行ってきました。片道たったの7ユーロ!相変わらずバスは重宝します。
特別市ハンブルク
ドイツ第二の都市であり、最大の港街、ハンブルク。
港?ハンブルク海に面してなくない?
そう、港といってもエルベ川の河口から100kmほど内陸にある河川港なので海はないのです。
ベルリンと同様、一都市で連邦州を構成している特別都市です。(ブレーメンも)。
古くから交易都市として栄え、中世には自治権を獲得しハンザ同盟の一員として繁栄した裕福な都市です。
アルスター湖をとりかこむオシャレな街並み
ハンブルクの中心を地図で見ると、海はないはずなのになんか水辺が多い。
と思ったら、街中にどーんとあるのは湖なんですね。アルスター湖。
http://www.lahistoriaconmapas.com/atlas/germany-maps/map-hamburg-germany.htm
で、この湖が素敵な雰囲気を醸し出しているんですわ。
が、、なぜだぁぁぁ自分!
なぜかアルスター湖の写真を撮りそびれている。。のでいきなり夜景。伝わらない・・・
この湖を取り囲むように豪華な建物たちが立っていて、高級リゾートの雰囲気をかもし出しています。
実際、湖の南側を走るJungfernstieg沿いには高級ブティックなんかも並んでいたりしてショッピング街になっています。写真の左側に湖があるのです。
建物が大きくてエレガントだし、湖のおかげで解放感があってすごく気持ちのいい街並みです。
で、ちょっとおもしろいなぁと思ったのが、この通り名の由来。Jungfernは未婚者、Stiegは通りの意味。時をさかのぼって18世紀頃、未婚の女性たちが男性探しにここを散歩したことが通りの名前になってるんですって。現代でも有効かしら?
Jungefernstiegを一本入ったColonnadeも美しい建物に囲まれた
しょっぱなにこの景色を見て、ハンブルクよ、今まで見くびっていてごめんなさい、とと一気に高感度アップ。めちゃくちゃ素敵な街じゃない!!
そうよそうよ、これぞヨーロッパの大都市!!薄汚れたベルリンを見慣れてしまっているから、大都市ながらヨーロッパらしい街並みに感動!!
豪華な市庁舎
Jungenfernstiegをちょっと歩くと現れる市庁舎。
ひやぁぁぁぁ!美しい!!
ネオルネッサンス様式だそう。
地球の歩き方に、「バッキンガム宮殿より6部屋多いのが自慢」って書いてあって、そんなとこ張り合ってるのか、と(笑)でもバッキンガム宮殿より外装も豪華よね!
ガイドツアーで中も見学できますが、省いてしまいました。
オシャンティーな倉庫街
地図を見ずになんとなく歩いていたらいくつか川を渡り倉庫街へとたどり着きました。
なんだか横浜みたい(てか横浜がヨーロッパを真似てるのよね。こっちが元祖)!な川沿いの倉庫街。
なになにこのオシャレなかんじ!赤レンガが素敵すぎる。
港ってそれだけでちょっとわくわくするのにこの景観ですよ。異世界だわ~。
川沿いを港に向かって歩いて行きます。
船が止まる、港の雰囲気に。
でも海じゃないので潮臭さがなく空気が爽やかなのも◎!港と都市と教会がうまく調和しています。
真ん中の輝くガラス張りの建物が新しいオペラハウス。まだ建設中かな?波の形をイメージしているのだそう。あんな中洲?の先端、上層階から港を眺められたらさぞ気持ちいいでしょうね!
晴れた日の夕暮れ、夕日をバックに船がいい感じです。
ハンブルク港クルーズの遊覧船もあるようですが、夏だったら乗りたいけど風強いし寒いし今回はやめときました。
St. Michaeliskircheミヒャエル教会
港から再び街なかへと戻り、見えてきたのがミヒャエル教会。ハンブルクで一番有名なプロテスタント教会。
教会裏手の広場、後ろを振り返るとこんな近代的な変わった外観の建物が。色々な建築が混在していておもしろい。
ミヒャエル教会、中に入るときらびやかなバロック様式。ドレスデンのフラウエン教会に似ているなぁ~
曲線が美しくて豪華な内装。バロック好きだけど個人的には教会としてはこのスタイル豪華すぎて好きじゃない。作り込まれてる感が強すぎて、教会じゃなくて宮殿じゃん、と思ってしまう。
「教会の維持のために2ユーロ募金してください」って書いてあったけど。じゃぁ装飾削ればよかったのに、と思ってしまった。無礼者でごめんなさい。
以上がざっと、想像していたより美しかったハンブルクの街並みです。
三十年戦争、ナポレオン戦争、1842年の4日間におよぶ大火事、第二次世界大戦での空襲被害と、幾度も打撃を受けては復興してきた街。それ故にあまり古い建物は残っていない近代都市、といわれますが街中ではバロック様式の華やかな建物をよく目にするし、うまく古い要素を取り入れながら復興された街なんだなぁと感じました。
ドイツ第二の都市といいつつも、この記事で書いた場所はすべて歩いても回れてしまうくらい見所は集中しています。湖周辺の高級感ある雰囲気、ムードあふれる倉庫街、港の解放感、色んな表情をもつハンブルク。
次はハンブルクでのオペラ鑑賞です。