音楽隊に会いにブレーメンへ♪
グリム童話「ブレーメンの音楽隊」で誰もが一度名前を聞いたことがあるであろう、ブレーメン。行ってきました!
ドイツの16州の中で、ベルリン、ハンブルクと同様1都市で州を成す特別市。ハンブルクと同様、歴史的にハンザ都市として栄えた港街です。とはいえこれまた港といっても海はなくヴェーザー川沿いの港街。
地理的にはドイツの北西、ぽつんとニーダーザクセン州に囲まれています。メルヘン街道の北の終点です。
さてさて、
旧市街の西側にあるホテルにチェックインを済ませ早速中心へと向かうと見えてきました!市庁舎と教会の緑の尖塔!!
お店?ホテル?の飾り看板もちゃっかりブレーメンの音楽隊です!
この市庁舎の地下にあるのが、1405年創業という歴史あるレストラン、Bremer Ratskeller部レーマー・ラッツケラー。
観光の前に・・・まずは腹ごしらえです。
600種類ものワインを所蔵しているワインも有名なお店とあって、店内には装飾の施された大きなワイン樽が飾ってあります。
ワインが有名でありながら・・・せっかくのドイツ滞在中なのでわたしが飲んだのはビール。
世界的に有名なBecksはブレーメン産のビールです。
食事は、Traditionelles Bremer Seemannslabskaus というものをいただきました。
コーンビーフ、マッシュポテトに目玉焼きとメニューに書いてあったものの、どんなお料理が来るのか想像できなかったのですが、
こんなんです!目玉焼き2つ!!
これまでドイツ料理って肉のかたまりしかイメージになかったので、ちょっと意外なお料理でした。
コーンビーフとマッシュポテトに、ビートが混ざってこの色になっているみたいです。全部がぐちゃっと混ざっています。こうしたまとめていろんな食材で栄養がとれる料理が北の沿岸地域のお料理みたいです。
付け合わせはニシンとビートのマリネ。お魚が出てくるのはさすが港街!
お腹を満たしたら街の散策です!
まずは市庁舎前のマルクト広場。市庁舎と合わせて世界遺産に登録されているローランド像です。平和と権威のシンボルなのだそうです。
市庁舎は1405-1409年に建てられたもので、レンガ造りのゴシック(ブリックゴシック)様式の最も重要な建築物なのだそうです。ブリックゴシックって初めて知りましたが、バルト海沿岸のハンザ同盟に属していた地域でみられる様式みたいです。赤と黒のレンガがどっしりと重厚な雰囲気の建物。
この市庁舎横に音楽隊のみなさんがいらしゃいます!
広場側から見ると、華やかなかんじのある、違った雰囲気です。この部分は後に1595年から追加され、ヴェーザールネサンス様式という、オランダルネサンスを元にした建築様式なのだそうです。ものすごく細かい彫刻、レリーフが施されています。
お次は聖ペトリ大聖堂。緑色のふたつのとがった尖塔が印象的な教会です。
黄色と黒っぽい石が印象的な内部です。
装飾の柄がすごく細かくて美しい。ゴージャスで、これがハンザ都市の威厳か!というかんじです。天井の赤とゴールドの装飾、好みです。
この大聖堂の塔、ガイドブックには16:30までは上に登れるって書いてあったのに、16:00に行ったら「今日は13:00までで閉まったよ」と言われ・・・。なんでそこ適当なのーーーー。上から景色を眺めたかったのに残念。
もうひとつ気になったのが、入り口に貼ってあった教会コンサートの告知。モテット(古いキリスト教音楽)と仏教のなんかのコラボコンサート。なんで仏教とコラボしちゃったの??笑 普通のキリスト教音楽のコンサートなら聞きたかったけど、仏教コラボなんてわけわかんないコンサート、、興味がうせました。
教会わきは広々としたスペースに噴水なんかあったりして。お天気のいい初秋の日、のびのびしていて気持ちがいい。
ブレーメンの旧市街は、地図で見るとこんな風に、南にヴェーザー川が流れていて、北側もジグザグした水辺に囲まれています。
このジグザグの水辺に向かって歩いていたときの嬉しかった出来事。
お隣を歩いていたドイツ人のご婦人がチラチラこっちを見てるなぁと思ったら「かわいいスカートね!」って私のはいていたスカートを褒めてくれました♪フランスならまだしもドイツで見知らぬ人に洋服褒められるなんてめずらし体験。
しかもヨーロッパの街並みをイメージして今回のドイツ行きの直前に買ったスカートだったので、「まさに!このために買ったんです、このスカート!」報われたかんじがしてテンション上がりました^_^自己満です。はい。
さてさて話を散歩にもどして。
水辺は散歩やジョギングをしている人がちらほら。
芝生の上では読書をしたり日向ぼっこしてる人がいたり、公園みたいなかんじ。
風車のカフェにでひとやすみ。
お次は夕暮れ時のヴェーザー川沿いへ。
立ち並ぶ赤れんがの建物が港町っぽい?
川沿いにはバーが並んでいて、お天気のいいこの日はテラスでお酒や食事を楽しむ人たちがたくさん!賑やかな雰囲気。
なんだかちっともまとまりがないですが、ざっとこんなかんじです、ブレーメン旧市街。次ももうちょっとブレーメンについて書きたいと思います。