女子目線、ジャパンクオリティが恋しい!もの5選
いくら技術大国ドイツとはいえ、やっぱり日本製品のほうが優れているなと思うものもあります。
そんなジャパンクオリティが恋しいものを女子目線でご紹介します。
生理用品
海外の生理用品は吸収力に欠ける!!
多い日はソワソワしてます。
それでもalwaysが一番質がいいみたいです。
http://www.always.de/de-DE/home.aspx
当初、そんなにメーカーによって差があるのを知らずドラッグストアのPBみたいな安いのを買ったら、ただコットン重ねました、みたいな分厚くて使い心地の悪いうえ吸収力の悪いこと!
一番驚くのが夜用で、後ろが広くなってなくて、ただビローンて長細いだけ!
これ夜用ですよ!?
これでどうやって横漏れを防いでくれるっていうんだーーー!!
両サイドがら空きじゃない!
やる気あるの、キミ?
って思いません?
そこで考えました。
2枚重ねればいいんじゃない?
これはこれでよかったですが(笑)、次からはalwaysに買いかえました。
生理用品はケチっちゃだめです。
そのalwaysもビーニルみたいな素材(フィルムというらしい。ナプキンの素材について以下参照)で、私の好きな不織布のがないのです。
花王HPより:http://www.kao.co.jp/rd/kaiteki/report/report01-01.html
はだおもいが恋しい・・・
「こっちの人はタンポン使う人が多いから(あんまりナプキンの吸収力は必要ないんじゃない?)」
っていうけどさ、そのタンポンだってアプリケーターがついていないのですよ。
私はまだ使ったことがありませんが、自分の指で押し込まなければいけないので指が血まみれになるらしい。
そもそもナプキンの吸収力が悪いからみんな諦めてタンポン使うようになったのでは?
女子にとっては毎月お世話になる生理用品。
これは断然日本製がいいなぁと思います。
サランラップ
切れ味が悪い!!!
日本でも、家にたまに全然切れないサランラップ(コストコで買ったやつ?)があって「はずれのサランラップ」と勝手に呼んでいたのですが、
ドイツではその「はずれのサランラップ」にしか出会ったことがありません。
NEWクレラップのあのパリっとした切れ味が恋しくて仕方ない。
生理用品とサランラップはぜひ日本の技術を導入していただきたい。
耳かき
耳かき使うのって日本だけ?
荷造りの時、「耳かき持って行かなきゃ」って思っていたのにうっかり忘れてしまった。ドイツに来てからドラックストア探しても麺棒しか売っていないのです。
あまりにも耳かきが恋しかったので日本から送ってもらいました(笑)
そういえば、ドレスデンの時のクラスメイトに、日本好きの友達のせいで変な日本文化ばっかり知っているチェコ人がいて、彼の「日本で耳かきをしてくれるお店があるって聞いたよ」っていう発言から、クラスで「なぜ耳かきなの?なんでそんなことにお金を払う人がいるの?」という話題になり。
そう言われても・・・
うーん、確かに「膝枕耳かき」といえば男性の憧れのひとつとして定着している感はあるけれど、そもそもそれってどこからきているんだろう。
と疑問をもったものの答えを見つけられずにいたのですが、こんな記事を見つけました。
筆者のダニエル・クリーガー記者はまず、秋葉原の「山本耳かき店」を訪問。着物姿の女性が膝枕で耳かきをしてくれる人気のチェーン店だ。記事は、2006年に政府が耳掃除を医療行為ではないと認定して以降、全国にこうした耳かきサービスを行う店舗が急増したとしている。また、こうしたビジネスが広く受け入れられるのは、日本独特の現象だとみている。
クリーガー記者は、耳のマッサージや肩叩き、お茶のサービスもある同店の総合的な「癒やし」を提供するシステムを紹介。「ほとんどの客が施術中に寝てしまう」という癒やし効果を目の当たりにし、「耳掃除のパイオニアは古代エジプトだが、数千年後、日本が耳のケアに革命を起こした」と記す。
同店の客のほとんどは男性だ。同記者は、日本の家庭では耳かきは伝統的に母親の仕事で、同店の客は母性による癒やしを求めて来店すると指摘する。本来は女性向けのイヤーエステサロン『ビーティフィック』も紹介されているが、こちらの客層も4割が男性だという。
なるほど!確かに子供の頃はお母さんの膝枕で耳かきしてもらってました!
日本人男性が膝枕耳かきに憧れるのは母性への憧れなんですね。
そしてやっぱり耳かきは日本特有のものなんですね。
こんな竹の棒一本が今密かに世界から注目されつつあるらしい。
日焼け止と美白化粧品
ベタベタして質感が重たい日焼け止め!!
敏感肌用、オーガニックブランドのものでも、使い心地はよくないです。
たとえば、皮膚科医も認定の肌に優しいラロッシュポゼ。
BBクリーム、日焼け止め下地は雑誌にも紹介されていたので、気になっていたメーカー。現地なら安く買えるし♪と思ってフランスで日焼け止めを買ってみました。
が、肌には優しいんだろうけど質感が重たくて、日焼け止め塗ってる感がすごい。あと日焼け止めのにおい。
これが嫌で結局使うのをやめてしまいました。
あっ、ラロッシュポゼが悪いというのではなく、(ニベアもドラッグストアのPBも試しましたが)ヨーロッパの日焼け止めはどれもこんなもんだよ、ということです。
デイリー使いのサラッとしたジェル状の日焼け止め、日本の日焼け止め最高です!!
もうひとつ、美白化粧品が売ってない!
これは文化的な差ですね。
日焼けもばんばんするし、むしろ日焼けは夏を楽しんだ証だと思っているらしいヨーロピアンたち。
シミ・ソバカスを気にする概念がないんじゃないかな、と思います。
日本人の美白意識が美容業界に煽られすぎなのではないか、とも思いますが。
今回日本から美白化粧品を持ってくるのを忘れてしまい、こっちで買おうと思ったもののドラッグストア、薬局で美白化粧品が見当たらない。
日本でも認知度高くて、ドイツでも買えるもので唯一見つけられたのがキールズ(アメリカのメーカーですが)の美白美容液です。
美白化粧品に限らず、化粧品全般で日本と絶対的に違うと思うのは化粧品の種類の量。
大手からドラッグストアコスメ、通販コスメまでブランドが乱立する日本とは違い、ドイツ(に限らずヨーロッパ)では、店頭で見かけるブランドは限られているなぁと感じます。
化粧品は大好き分野なので、また別の機会に語りたいと思いますが、欧米人とアジア人の肌質の違いもあり、やっぱり大切なお肌に使う化粧品は日本製がいいなぁと思います。
文房具
細いボールペンが売っていない。
ドイツにも良質な文房具メーカーはあるし、日本製のもの、ペンテルやゼブラもたくさん輸入されています。
そうそう、書いた文字が消せるリフレクションは、もともとフランスマーケット用に開発されたものなんですよね。
でも、私が恋しいのは0.4mm以下の細いボールペンたちなのです!
アルファベットを使う欧米人には細いペンが必要ないためか、こちらでは0.5mm以下のものは売っていません。
ノートについては、日本人おなじみのB5サイズはこちらではみかけません。ヨーロッパはA4サイズがスタンダードです。
サイズについてはA4でも気になりませんが、紙質がちょうどいいのがない。安くてペラペラのちょっと質の悪いやつか、ClairefontaineやOxfordのちょっと紙が厚すぎるやつ。
日本のキャンパスみたいなほどよく上質なノートがないのです。
まとめ
以上、私がドイツにいて恋しく思うジャパンクオリティ製品をあげてみました。
生理用品、サランラップ、日焼け止めについて考えてみたとき、日本製品は必要機能プラスαの使いやすさを追求してあるんだなぁ、ということに気づきます。
この差はなんだろう?
ドイツ人たちは、こんな吸収力の悪い、着け心地の悪いナプキンを使っていてストレスを感じないのか?
この切れ味の悪いサランラップを使っていてイラっとすることはないのか?
これで満足なのか?
もっと使い勝手がいい製品を希求することはないのか??
はたして、日本製品の使い勝手がいいのは、日本の消費者がそれを求めたからなのだろうか?
そんなことを考えていたら、以前どこかの記事でジャパンクオリティの秘訣について、「常に消費者のことを考えて改良されている、言われなくとも相手の要求を察しようとする日本人精神が反映されている」というようなことを読んだのを思い出しました。(どの記事だったか思い出せず、見つけられず・・・)
消費者からの要望、というより、日本の「察する文化」が、メーカーの消費者のことを考えた商品開発に駆り立てているみたいですね。
メーカーが勝手に消費者をことを考え抜いてくれた結果なわけです。
実際、クレラップ(クレハ)のHPにこんな文言が載っていました。
「いちばんうれしいラップになろう。」を基本コンセプトに、毎年の改良を続け、お客様満足度の向上に努めています。
で、今海外製品を使ってみてしみじみと日本製品のありがたみ感じているわけです。
海外製品だって、たしかに基本的な機能は果たしているんです。でもその先の使いやすさにまで考慮された日本製品に慣れてしまっていると、非常に物足りなさを感じる。
「最低限の機能を果たしているんだから十分でしょ」っていうのはとても合理的で欧米的だなぁ、と思う一方、それだけでは満足しない日本人のサービス精神、メーカーの努力が反映されている日本製品たち。
かわいい雑貨とか、海外のものがよく見えてしまうものも多々ありますが、基本的な生活用品はなんだかんだ日本製がよいですよ!
消費者のことを考えて考えて日々改良されている日本製品に甘やかされて生活している日本人は、どこの国にいっても不便さを感じることが多いのではないかと思います。