クロアチア旅行3 ヴェネチアの香りただようモンテネグロのコトル
旅行3日目は、前日に続きドゥブロヴニクからの日帰りバス旅行、モンテネグロのコトルへ。
今回のバス会社はGlobtour。
旅行の計画をしている段階でバスのスケジュールを調べていて目を疑ったのですが、コトルへの日帰り旅行は、行きは一番早くて10:00発11:50着、帰りは一番遅くて15:55分発のバスしかないのです。
むむむ・・・滞在時間が4時間しかない。。
でも、どんなに調べてもこのバス会社しかなくこのスケジュールしかないのです。
ツアーに申し込むことも考えましたが、コトルは小さい街なのでたぶんこの短時間で観光できるんだろうという結論に至り、このスケジュールで日帰り旅行にすることにしました。
ドゥブロヴニクーコトルの道のりは、アドリア海沿いを南下するのでバスの席は右側を確保すると景色を楽しめます。
ヴェネチアの雰囲気ただよう世界遺産の街コトル
コトルは15世紀から18世紀までヴェネチア共和国領だったため、建築物にはヴェネチアの影響がみられるそうです。「コトルの自然と文化歴史地域」として1979年にユネスコの世界遺産に登録されています。
地図を見ると確かに小さな街。
街への入口を入って目の前の大時計。
次は大聖堂へ。
1166年に建てられたロマネスク建築の聖トリプン大聖堂。
1677年の地震で大きな被害を受け、その後資金不足で十分に再建できなかったため、左右の塔の外観が異なっているそうです。
また、左右の塔に刻まれた2つの年号809と2009。なんだろう?と思ったらどうやら809年は、この大聖堂が建てられる前にこの場所に建っていた教会が建てられた年のようです。2009年はなんでしょう・・・?
入口のお兄さんがとってもかわいらしく(男性にかわいらしいとは失礼な表現ですが、本当にひとなつっこくてかわいらしいキャラクターの方だったのです)、日本語で「こんにちは」と迎えてくれました。きっとこんな小さな街でも結構日本人の観光客も来るんですね。
小さくてシンプルなつくりの教会ですが、2階の宝物展に展示されている品々は1点1点豪華なつくりのものばかりで、小さいながら裕福な街だったことが想像できます。
なんとなく、東欧というと現代ではあまり経済的に裕福なイメージがないのでそういう先入観をもってしまっていたのですが、考えてみれば、ここはアドリア海を挟んでイタリアの向かい側。ローマに近いのでその昔は西ヨーロッパの都市よりも裕福だったんでしょうね。
でも残念だったのが、これらの展示物ひとつひとつに番号が振ってあるにも関わらず、その説明が全くないのでどういった品なのかわからなかったこと^^;
事前にコトルについて調べていると、上から街を見下ろした写真をよく見かけます。
ってことは街を見渡せるポイントがあるはず!
で、案内所でもらった地図を見ると街の北側の斜面に長々と延びる城壁が・・・。
もしやこれ?
この炎天下の中歩いて登れって!?
城壁へは、街の西側と東側の両方から登れるのうですが、私たちは西側から登ることにしました。
この奥が城壁への入口。入場料3ユーロでした。
午後2時。
炎天下の中山の斜面の足場の悪い階段を登っていくのは結構きついです。とにかく日差しが強い!!汗ダクダクでヒイヒイ言いながらたどりついた最初の立ち止まりスポット。
から見下ろした景色!!
海と山とオレンジの屋根!!
わぁーーー登ってきてよかったね!!と感激。
「でも、なんかちょっとドゥブロヴニクっぽいよね、この風景。この写真ドゥブロヴニクですって送っても分からなそうじゃない?笑」なんて会話を友達としてみたり。
上から見ると改めてこじんまりした街だということが分かります。でも路地が入り組んでいて迷路みたい。
ここから上を眺めるとこんな感じ。
まだまだ城壁頂上への先は長いけれど、ちょっと暑さに耐えかねるし、景色はここからでも十分だしもういいんじゃない?と、ヘタレの私たちは城壁制覇は諦めてそそくさと街中へと戻ることにしました。
コトルのもうひとつの見どころ聖ルカ教会は、内部のイコンが豪華なのが印象的でした。
滞在時間が限られていたのと暑いのでゆっくりと観光する気力もなく、あとは街中の路地を迷路のように気の向くままにぶらぶらと。
お土産屋さんの手書きマグネットが可愛かったです。
帰りのバス停に向かう前にアイスでエネルギーチャージ。
最後に旧市街の城壁を出て気づいた、聖書を持った羽のあるライオン。
ヴェネチアのシンボルですね。
帰りのバスは左側を陣取り海岸線の景色を眺めながら。
18:00にはドゥブロヴニクに帰って来れるはずだったのに着いてみたら20:00前!2時間近くも遅れるってどういうこと!?もぉほんとにクロアチア国境のパスポートコントロールいや!!
以上、日帰りのコトル旅行でした。