ドイツでワーホリ!!

ドイツ留学専門エージェント「ドイツ留学サポートセンター」を運営しています。自身がドイツワーホリ中に書き始めたブログ。ドイツの情報や、海外経験についてなど書いています。

バイト中にお金をだまし取られました。

バイト中にお金を騙し取られるという経験をしてしまいました。

 

バイト先はドイツ語でImbis(インビス)という、いわゆるファストフード屋さん。同系列のレストランと隣り合わせになっていて裏で繋がってはいるのですが、普段店番は一人。今日も私一人で店番をしていました。

 

午後3時。

男女2人組がお店にやってきました。

 

 

入ってくるなり、食べ物の注文はなしに女性の方が「ビールを4本」と。

ビール4本でお会計は12ユーロ。

 

支払に差し出されたのは100ユーロ。

 

88ユーロおつりを返したとたん、彼女が何語かわからないけど、理解できない言葉でちょっと威圧的に言い始めた。

 

なんなの!?と思って、「何言ってるかわからないんだけど」って言ってみたけどどうやらお金について言ってるっぽい!?

変なお客さん。やだなぁ、と思いながら「ビールいらないの?お金返せってこと?」ともうめんどくさいし早く出ていってもらいたかったので、100ユーロ返してしまった。

 

で返してもらったおつり分のお金をレジに戻して気づいた。

 

あれ?50ユーロがない!?

もともとレジには50ユーロ札が1枚しか入っていなかったところ、その50ユーロ札を使っておつりを渡したはずなのに、おつりを戻してもらった今、50ユーロ札がない。

 

「50ユーロ札ないんだけど。返して!返して!!」

さっさと逃げればいいのに、奴らはまだレジのところにいて、わけわからない言葉で何か言い続けてる。

 

こっちも威圧的に「50ユーロ返せ」って言い続けたけど、手に持っていた紙くずを投げつけて去って行った奴ら。

 

こうして50ユーロ取られてしまったのです。

こういう手口なんですね。

 

すぐにオーナーに言って、防犯カメラにもちゃんと映っていたので警察も呼びました。

 

ジプシー風の二人組。

後になって冷静になれば、100ユーロ札なんて大きなお札使うのが怪しいし、その時点で警戒するべきだった。

お金返す前に他のスタッフを呼んでくればよかった。

お金返すにしても、迂闊に100ユーロ返すんじゃなくて12ユーロ返せばよかった。

奴らが出ていく前にお店のシャッター閉めちゃえばよかった。

 

とか、もっとまともな対応できただろ自分、と思うのですが。

対応しているときは全然頭が回らなかった。

 

犯人が目の前にいるときにお金足りないの気づいたのに取り返せなかったのが悔しい。

 

 

でも、逆上されて暴力ふられても怖いし。

ここ、海外だし。

身の安全が一番だからやむを得なかったかな、とも思うけれど。

 

ベルリンは治安いいからってすっかり安心していた。

お客さんに悪い人なんていないだろうって頭で働いていた。

 

ふつうに変な人も多い街だし、お客さんでもタトゥーだらけの見た目イカツイ人とか、ちょっと小汚いかんじの人とかふつうに来るから、見た目で怪しい人を判断するっていう感覚も薄れていた。

 

オーナーにもドイツ人の同僚にも「ジプシーとかルーマニア人とか、アラブ人とか、ちょっと注意しないとだめだよ」って言われたけれど、そうやってある民族に対して負のイメージをもって警戒しなくちゃいけないって悲しいなって思うけど。

バイト先のあるノイケルンなんてアラブ系の人ばっかりだし。

 

直接的に自分のお金が被害を受けたわけでははいけれど、目の前でお金を取られるって、その後も少し動揺が抜けませんでした。

 

日本人の同僚曰く、彼女の友達もバイト先で両替をお願いされ同じ手口でお金を取られたそう。日本人は観光客がスリのカモにされやすいだけでなく、こうしてレストランも狙われやすいんですね。。

 

 

警察に軽い事情聴取をされ、IDを求められたのでパスポート(持ち歩いていないのでお店にあったコピ)を見せたら、4年前に撮ったバスポートの写真(茶髪の前髪パッツンでアイメイクばっちり)と今(黒髪の前髪ロングでアイメイクなし)を見比べて「これ本当にきみ?」と(笑)

 

ドイツで警察に事情聴取される。そんな貴重な?経験もできた一日でした。

 

 

そうそう、お金の話ついでに。

おとといミッテを散策していたら、道端に立ちすくんでいたちょっと小汚いおじさんに声を掛けられ。無視すればよかったのに立ち止まってしまいました。

 

手帳に書いた3つの住所を見せられ、「今夜泊る場所がなくて、候補はこの3つなんだけど無料の2つはいっぱいで、3.5ユーロの寝床しか空いていないんだ。でも僕はお金がない」って。

立ち止まってしまった手前なんだか見捨てるのも心苦しくて、でも細かいお金が2.3ユーロしかなかったのでこれしかないけど、ってそれをあげました。

本当にお金がないのかは疑問だったけれど、2ユーロちょっとで満足してもらえるなら安いもんだ。

 

どこから来たのか聞かれ日本と答えたら、おにぎり屋さんと日本語の新聞が手に入るお店を教えてくれました(笑)昔日本に行ったことがあるとかで、日本の製品と新幹線を絶賛していた。日本に行けるようなお金があった人がなぜホームレスになってしまったのか。謎のおじさん。

「次会ったら僕がビールおごるよ」と言い放って去って行きました。

 

情けは人のためならず。

だといいな(笑)

 

もう少し警戒心を持ってに生きるべきでしょうか。 

 

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