クロアチア旅行4 やっぱりこの景色!!ドゥブロヴニク観光
4日目にしてようやくのドゥブロヴニク観光です。
といってもこの日は夕方スプリトに移動なので半日しかありません。
ドゥブロヴニクのメインといえば、旧市街を取り囲む城壁!
とそこからの眺め!!
城壁歩きはこれまた太陽との戦いになることが予想されたので朝8:00に部屋を出ました。
城壁への入口は何か所かありますが、私たちは街の北西、ピレ門の近くから登り反時計周りに海側を通って最後に山側からの眺めにお目にかかれるコースでした。
高さ20メートル、全長1,900mあるという城壁。
城壁に出てすぐの街の西側からの眺め。これだけでも結構素敵です!
海側を歩いているとこんな絵になる風景が。カラフルな洗濯物に白猫ちゃんまで!
1時間くらい歩いたのかな?
最後!ようやく待ってましたのこの景色!!
うわぁーーーーこれこれ!オレンジの屋根に青い海。この景色ですよ!見たかったのは!!
城壁の上に立つと、海からの風が気持ち良くて、なによりもこの景色、いつまでも見ていたかったです。
ドゥブロヴニク、博物館も美術館もあるけれど、やっぱり一番の見どころはこの景色なのではないでしょうか。
時間があればゆっくりと博物館なども見たかったのですが、城壁歩きで満足!
そして暑さでもうこれ以上動く気になれなかったという事実。
この街は城壁で風が遮られている気がします。だから城壁の中にいると風が通らなくて蒸し暑い。そして狭い路地にはどこも観光客。想像していたほどゆっくりできるかんじではありませんでした。
静かな路地を気の向くままに散歩して・・・みたいなのを想像していたのですが、夏の観光ではなかなかそうもいかないみたいですね。
18世紀に建てられたバロック建築の大聖堂の内部。
教会にはめずらしいテイストの絵
スポンザ宮殿も外から見るだけに。
フランシスコ会修道院。この教会はなんだか教会というより美術館みたい。
修道院には、1317年に開業したヨーロッパで3番目に古い薬局があります。
昔薬局で使われていた道具や修道院の宝物なども展示されていますが、展示は写真撮影が禁止でした。修道院ないの回廊と中庭。
あとはアイス休憩と路地の散歩。
海側の路地を歩いていて人々が立ち止まっているのでなんだろうと思い足を止めると、1991年ユーゴスラビア崩壊に伴う紛争の際に受けたユーゴスラビア人民軍による攻撃について書かれていました。
この路地を含め、海側の家々はこの紛争で一度倒壊しているそうです。攻撃を受けて倒壊した当時の写真も貼られていました。
ガイドブックなどで読んで、ドゥブロヴニクが紛争で被害を受けた都市であることは知っていたのですが、普通に旧市街の路地を歩いているとそんなことちっとも感じさせないくらい修復され歴史ある景観が取り戻されています。
でも、美しい古い建物だけでない、紛争の事実もこの美しい街の歴史の一部ですね。
私たち観光客は、海に面したこの美しい街の景色を楽しみ、バカンスを楽しみやってきますが、それを受け入れているこの街の人々は、ほんの20数年前に争いによる破壊を目の当たりにしている。なんだか信じられない。
モスタルにしてもドゥブロヴニクにしても、美しく復旧された街のもつ悲しい歴史。世界遺産に登録されている街であっても紛争の際には容赦なく攻撃の対象となってしまうということ。長い年月かけて人々が築きあげてきた歴史ある景観が憎しみで壊されてしまうということ。人々をそうさせてしまうものってなんなんだろう。改めて平和を願います。
前日の夜、ドゥブロヴニク最後の夜に食べたイカ墨リゾット。宿泊先のすぐそば、大聖堂の目の前にあるKonoba Amoretというレストラン。
大聖堂の目の前にセットされたテラス席で食事をしていると、ギターの生演奏。「ムーンリバー」の演奏で始まりとってもロマンチックでした。
夜のプラツァ通り
聖イグナチオ教会に続く、ローマのスペイン階段のような階段。
以上、街中どこでも絵になるドゥブロヴニクでした。