湯水を湯水のように使ったら注意された
数週間前のこと。
以前の部屋の同居人のNoraに水の使い過ぎだと注意されてしまいました。
朝から洗濯機をまわしていたら、部屋のドアをノックする音。
ドアを開けると浮かない顔のNora。
洗濯機を指さされ、なにやらドイツ語で言っています。
「洗濯機はたくさんの水を使うから」っていうのだけは確実に理解できた。
あとは、「だから少量の衣類でいちいち洗濯しないで」的な・・・?
「私たちはそんなにお金に余裕ないんだから。水道代は高いの!毎日シャワー浴びたり夜中電気つけたままにしてるでしょ」
その他もうちょっと色々言っていましたが理解できず。
「電気はちゃんと消してる(たまにつけたまま気づいたら寝ちゃってるけど・・・)」
は確実に反論できたけど、
シャワーに関してはあたたたちだって毎日浴びてるじゃん・・・。
むしろ毎日シャワー浴びちゃいけなかったの!?
と心の中で思いながら。
いつもはおだやかで優しいNoraが結構ご立腹の様子なので、「じゃぁ追加料金払おうか?」と言ってみたけれど、その必要はないらしい。
同居人に迷惑をかけてしまったのはとても申し訳ないと思っているので素直に謝って解決。
あと2日で部屋を出ていくっていうのに。
このタイミングでわざわざ言わなくてもいいじゃん。
なんて思ってしまったりもしたり。
たぶん、私が昨日と今日二日連続で洗濯してたからかな?
でもそれには理由があって、白い衣類とデニムを洗濯したかったから2日に分けるしかなかったの。
そうでなければ私だって洗濯は5日に1回くらいで我慢してます。
シャワーに関しては、ちょっと使い過ぎてるかなって意識はありました・・・。
こっちの人は基本的にシャワーですませている。
フラットによってはバスタブすらついていなくてシャワールームだけのところもあるくらい。
幸いにも私のフラットにはバスタブがついていたので、寒い日なんかはお湯を貯めてゆっくりお風呂に浸かっちゃったりもしてました。
だって日本人だもん!お風呂に使って疲れをとりたい!
以前フランスにいたときは、しょっぱなにホストマザーに「水は高いのよ。」っていうのと、家にお湯を貯める大きなタンクがあって「お湯はこれだけだから使いすぎると出なくなる」と言われていたので、シャワーの使用量は自粛していました。
噂とおり、本当にフランス人は毎日シャワーを浴びない人が多いので、私もシャンプーは2日に1回に。。
バスタブがついていたにもかかわらず、栓がなくてお湯をはることはできませんでした笑
てなかんじでフランスでは郷に入っては郷に従っていたのですが、このお風呂事情の違いがフランス生活では私には一番の不満点でした。
で、ドイツに来てみたらちゃんとバスタブがついているので、ついつい調子にのってお風呂を楽しんでいたのです。
やっぱりドイツでもお風呂の水の使いすぎはダメだったか・・・。
改めて、日本は水に恵まれているんだなと実感。
「湯水のように使う」って言葉があるくらい。
毎日お風呂のお湯をはれるし、シャワーの水量も気にせずジャンジャン使える。
冬の寒い時はシャワー出しっぱなしのままシャンプーしちゃうことだってある。
それでも親に水道代が高いなんて言われたことは一度もない。
恥ずかしながら、日本では一度もひとり暮らしをしたことがないので水道代や光熱費がどれくらい家計にインパクトがあるのか知らない私の甘さなのかもしれないけれど。
ドイツに来て、これでもいちを水を使いすぎないようにいちいち気を遣っています。
日本だったら水を出しっぱなしにしちゃう場面でもこまめに蛇口を閉めてます。
でも、こうして水に気を遣うっていう生活をしてみて、いかに日本で何も気にせず水を使えていたかってことに改めて気づきました。
水が豊富なことは、日本の生活水準の高さの大きなポイントだと思うのです。