起業を決めたきっかけ。代理店選びに苦労した経験から
これまた前回の記事から時間が経ってしまいました。
これまでの紆余曲折など、自分の思考の整理のためにも書いていきたいのですが、何から書こうか・・・。
まずは起業を決めたきっかけでしょうか。
背中を押されたきっかけ
きっかけはフランス留学中からの自分探しにあります。(これは別記事で書きますが、2013年に半年間フランスに語学留学しました)とにかくこの先自分が何をやりたいのか考えても考えても決められなくて。それでもなんとなく、もう一度フランスに留学してMBAでも取ろうかな~、なんてことをぼんやりと思いながら帰国しました。
帰国して、留学前に勤めていた会社で出会った上司に再会し、そんないきさつを話した時に言われた
「それならいっそのこと自分で起業すればいいじゃん。MBAとるくらいのやる気があるなら自分でやったほうが力になるよ。せっかくこれまでずっと留学と向き合ってきたんだから、自分で留学のエージェントやってみたら?」と。
この一言で「そっか、よし!起業しよう!」と思うなんて単純すぎるでしょ!ってかんじなんですが、
ずーっと色んな選択肢について考え続けても答えがでなくて。
でも起業するってことを想像したとき、それが一番わくわくしたんです。
この先自分は何をやりたいのか・・・考え続けても答えが出せなかったけど、「起業する」そんな自分の姿を想像したらそれがいちばんしっくりきました。
簡単ではないだろうけど、苦労するだろうけど、でもこれなら苦労するのも楽しそう!そんな風に思えました。
頭であれこれ考えるよりも、気持ちがすっと納得した、胸が高鳴った。
これが起業を決意できた一番の決め手です。
(こんな風に勢いで決めたので、今実際にやってみて色々大変ですが(笑)
これがピンときたのにはもうひとつ理由があって。
私がフランスに留学するのに手続きをお願いした代理店さんが、現地在住の女性が個人でやっているところで、「へぇ、代理店てこうして個人でもできるんだ!」ってのが印象的だったんです。
そして、これまで代理店選びに苦労してきた経緯があります。
なので、まずはそんな経験を。
留学代理店選びはなかなか難しい
私はずーっと留学行きたい!と言っていたものの、実際どういう手続きが必要なのかとか、留学先の手配とか、自分で調べるのはめんどうで、人に任せられるなら任せてしまいたい!と思っていました。
言ってしまえば、行きたいけどそのための努力とか手間はできるだけかけたくない・・・といった思考だったと思います。(そんなんだから親も留学認めてくれなかったんでしょけど^^;)
というわけで、大学時代から、留学=代理店探しでした。
明らかな悪徳代理店
大学生の時にたずねた、名前も憶えていない、どこにあったのかも覚えていない代理店ですが、確実に悪徳だったなぁ~という経験。
男性のカウンセラーさんで、イギリス留学について相談していて留学予算の話になったら「女の子なんだからキャバクラで働けば100万くらいすぐに貯まるよ」と。なんと!!!留学の相談に行ってキャバクラバイトを勧めるなんて、論外もいいところ。
さらにこの代理店、申込契約書を持ってきて、その場で記入するまで帰してくれませんでした。仕方ないのでといらえず記入はしてしまって、後日クーリングオフしましたが。
親に長期留学を反対されたもののどうしても諦められなくて、なんとか長期で留学する方法はないものか・・・なかばやけになっていた時なので、冷静さを欠いているときって気を付けなければいけねいな、という教訓になりました。
大手I社
ここは、就職して2年目くらいだったかな?とりあえず余裕を持って準備を始めようとカウンセリングに行きました。
単純な私もいけないのですが、カウンセラーさんと話していると、「うぅ~一刻も早く留学に行きたい!」という気持ちになってしまうんですよね。そして、とりあえずサポートの申し込みだけでもすれば、自分が留学に向けて一歩踏み出せてるような気になるから、とりあえず申し込みだけしちゃえ!!と。
5万円払ってサービスに申し込みました。
が、その後留学を延期して一旦転職をすることにしたりと、実際の留学準備は延期。そうしている間にそのカウンセラーさんは退職してしまい担当が2度も変更に。変わった担当さんの対応が適当だったのと、当初イギリス留学を考えていたのをフランスに変更したら、フランスについてはあまり詳しくないんだな、というのが分かってここにお願いするのはやめました。
サポート料5万円はドブに捨てる結果に・・・。
大手W社
ここは女性のカウンセラーさんと話がすごく合ったし、この人になら私の留学お願いしてもいい!と思えたのですが、見積もりをもらってびっくり。
見積書にサポート料として15万円が含まれていることに気づき、いやぁいくらなんでも15万はサポート料には払えないや・・・ということで、こちらにお願いするのもやめました。
だって、半年留学するのに学費と滞在費で100数十万円かかるのにさらに15万て・・・。
どんなにカウンセラーさんの人がよくてもさすがにそれはちょっと高い。ということでこちらも却下。
これ以外にも何社か相談に行きましたがどこも似たり寄ったりで決定打には至らず。
都市選びにめちゃくちゃ悩んだ
そしてなんといっても、フランス留学をする時にに本当に本当に困ったのが、留学先の街選び。
そもそもフランス留学というより「パリ」に留学したかった。というかパリに住みたかった。からフランス留学=パリとしか考えてなかった。
だけどパリは物価が高すぎるから、語学の勉強目的に行くなら、物価が安い他の街を選んだほうがいいよ、ということになって。
でもパリしか考えてなかったから、他の街を選べと言われても何を基準に選んでいいかわからないし、そもそもどんな街があるのか分からない!
代理店のカウンセラーさんたちは非英語圏に関しては情報力不足で詳しい話が聞けない。
地球の歩き方を必死になって読んだけれど、旅行ガイドブックじゃぁ留学の様子はわからないし・・・。いろんな代理店のページで学校比較とかしてみたけど。でも自分での情報収集には限界があるし、ものすごく時間がかかる。
さらに私の優柔不断な性格も相まって、決められない・・・。最終的には結局値段重視とパリに近いということでルーアンという街に決めました。
そんなこんなでも、最終的には、手続きは代理店にお願いしました。それが冒頭に書いたパリ在住の女性が個人で運営されているところです。ビザ申請サポートまでついてサポート料が他の代理店より安かったので。
フランス留学は、留学計画を提出しなければならなかったりと、手続きがめんどうなうえ、申し込みから渡航まであまり時間がなかったのですが、丁寧かつスピーディーに対応していただけて、とても助かりました。
サポートをお願いするにあたって個人運営って最初ちょっと不安だったのですが、むしろ個人やっていてその国に特化しているほうが、現地事情に詳しくてサポートもきめ細やかなんだなというのが感想です。
それでも実際に渡航してから、あぁこれ事前に知っておきたかったな、とか情報収集が不十分だったな~と思うこともあって。留学前にもっと色々相談してアドバイスくれる人がいたらよかったのになぁ~って思うことがありました。
数週間の短期留学とか、しっかり目的も行きたいところも決まっていて、あとは手続きだけしっかりやってもらえればいい、っていう場合ならあまり代理店選びはこだわらなくてもいいのかもしれませんが、私の場合「とにかくヨーロッパに行きたい」というのが第一で、でもできるだけ将来のためになる留学にしたい、なんて欲張りなことを思っていたので、そのへんの人生相談的なことも含めてちゃんと話を聞いてくれる人が欲しかったんですよね。
こういう自分の経験があって、特に非英語圏については、もっと情報が必要だなと痛感したわけです。今の時代、ブログなどで留学情報を発信してくれている人たちがたくさんいるので個人での情報収集も便利になっていると思います。でもそれってすごく時間がかかるし、直接お話しをしながら、それぞれの希望に合わせてアドバイスをくれる人の存在って必要なんじゃないかな、と思うわけです。
実際経験してみて、「行く」って決断するのも大変だったけど、じゃぁいざ行くってなったときに、プランを立てるのにとても苦労しました。そして行ってみて分かったのは、街選びって留学生活を左右する大きなポイントなので重要だなぁということ。
「とにかく行きたい!行ければなんでもいい!」って思っていただけど、事前の計画は大切です。
留学って、目的も期間も人それぞれだけれど、誰にとっても人生のビックイベントなはずだから、より有意義な留学生活になるように
そのために、私が少しでも力になれたらな、と思っています。
すぐに起業せずにドイツに行ったのは、
フランス留学が不完全燃焼だったので、もう一年、自由に海外生活を楽しみたい!という単純な欲望からです。
そして、フランス生活よりドイツのほうが圧倒的に楽しかった!!
最初からドイツを選べばよかったぁぁぁぁぁーーーーって後悔しました(笑)
だからドイツ留学の魅力について発信していくこともこれからの私のミッションです。
以上がざっと起業の経緯になります。