一人旅は旅先での出会いが楽しい
一人旅が好きです。
美しい景色や楽しい瞬間は人と共有したほうがいいという人もいるけれど、私は断然一人旅が好き。もちろん行き先にもよるけれど。
そして今回のワーホリ中、ドイツ国内を旅行していて旅先での人の出会いが楽しいなと感じることがしばしば。
今回のシュトゥットガルト旅行でもちょっとした人との出会いがいくつかありました。
①宮殿広場での謎の青年
青空に恵まれた2日目の昼下がり。
前日は雨だったので、ここぞとばかりに青空を背景に宮殿広場の写真を撮っていた私。
するとどこからかやってきて話しかけてきた青年。
片言の英語でyou take me photo, up face book
最初何を言っているのか意味がわからず???だったのですが、私のカメラで彼の写真を撮ってFacebookで送ってほしいとのこと。
私が一眼持ってるからかな?
よく分からないけど、要望に応えて何枚か彼の写真を撮ってあげました。宮殿の背景をバックにポーズを決める彼。
アフガニスタンから来ている学生さんだそうで、アラビア語しかできないと言っていました。
その場で彼の携帯からFacebookで私を検索してもらって、帰ったら写真を送るね、と言って別れました。
変なの。
最初ちょっと警戒したけれど、相手も一人だったしとりあえず自分のカバンはちゃんと閉まっていることを確認していたので、スリの手口とかではなさそう。
知らない人に私のカメラで写真を撮ってくれとお願いされたのは初めての経験ですが、こんなこともあるのね。
②お土産やさんで話しかけてきたお兄さん
駅前のTourist informationでお土産を見ていたら話しかけてきたお兄さん。
ポルシェコーナーを眺めていたら、「ポルシェミュージアムに行けばもっと色んな種類のお土産が買える?」と質問されました。
彼はマグカップに興味があるみたいで、「マグカップの種類はミュージアムでもここでも変わらないよ」と教えてあげ、そのままちょっと立ち話を。
両親がトルコから移住してきたというトルコ系のドイツ人。最近仕事でシュトゥットガルトにやってきたのだそうです。
日本人の友達がいるそうで、「日本のテクノロジーはすごいよね!インターネットの回線もすごく早いってきいたよ。ドイツのネットは遅くて全然だめ。(そうかしら?と思うのだけれど)」と日本を絶賛していました。
「またシュトゥットガルトに来ることがあったら連絡して」と彼の連絡先を教えてくれました。
男性なのでいちを警戒はしますが、その場でお茶に誘われるわけではないし、私の連絡先を教えろと言っているわけでもないので、変な人ではなさそう。これもいちをナンパなのかしら?
ドイツに来て以来、こんな風にして旅先で連絡先を教えてくれた人が数人います。
自分が普段生活している中ではドイツ人の友達をつくる機会ってなかなかないのに、こうして旅行先でドイツ人との出会いがあるのは面白いなぁ、といつも思う。
③滞在先の隣人
今回はAir bnbに宿泊。ホテルより安く一人部屋に泊まれるので最近よく利用しています。
お部屋を提供してくれたのはオリエンタルな容貌の女の子。1年のビザでドイツに来ているそうで、シュトゥットガルト周辺で仕事をしているらしい。貸してくれた部屋は学生レジデンスの様な、1フロアに数部屋あってシャワーとキッチンは共有でした。
で、部屋の扉にたどり着く前にもう一つ扉があって、それの鍵がなかなか開かずガチャガチャと数分間鍵と格闘していた私。無事に自力で開けることができたのですが、中に入ると隣人の男の子が出てきてくれていて、「ドアを開けるのに苦労してたみたいだからコツを教えてあげようと思って」と。どうやら私がガチャガチャやっている音を聞いて出てきてくれたみたいです。
名前を名乗って挨拶して、「僕の隣人の部屋に滞在しているんだね。どこからか来たの?僕たちは今日クリスマスマーケットに行ってきたよ」
なんてちょっとした会話をしておやすみ〜と部屋に戻って行きました。とても親切な隣人さん。
こんな感じで、知らない人と会話をするのが多かった1日。
一期一会でも、知らない人と話すって楽しい。主に英語だけどたまにドイツ語だったり、色んな国の人と会話ができるって楽しい。
旅はそもそも、同じ場所を訪れたってその経験がひとりひとりとてもパーソナルなものだからこそ面白いのだと思うでれど、旅先での人との出会いはその経験を何倍にも印象的に、オリジナルなものにしてくれる。
知らない土地で知らない人に出会う、このわくわく感が大好きです。