ドイツでワーホリ!!

ドイツ留学専門エージェント「ドイツ留学サポートセンター」を運営しています。自身がドイツワーホリ中に書き始めたブログ。ドイツの情報や、海外経験についてなど書いています。

現代アートへの興味・・・は開花するのか!?

アーティストに憧れる。

 

憧れるといっても、本気でそれになりたいというほどの強い感情ではないのだけれど。

 

自分の考えていることを表現する手段を持っているということが羨ましい。

そして、表現せずにはいられないほどの感情、考えを持っているということを尊敬する。

 

 

絵画を見るのが好きなので、画家たちに憧れた。

好きな印象派画家たち。彼らの目には世界がこんなに美しく見えるのか、と。こんな美しい感性で世界を描くことができるのかと。

同じ画家でも年をおうごとに変わっていく作風や表現方法。

 

自分の内面にあるものを、その変化を、作品として残せることを羨ましいと思う。

 

 

わたしは手先は器用だ。

趣味のひとつはラインストーンを使ったデコレーションだったりする。

ネイルアートも得意。

ものづくりが好き。

 

だけど、すでにあるものを忠実に再現することは得意でも、残念ながら、自分の創造力をつかってオリジナルなものを生み出す能力はないんだな。

 

中学の美術の授業でも、見たままを描けばいいデッサンは得意だったけど、何か自分で考えて作らなければいけない作品は苦手だった。

そんなかんじ。

 

ということで、オリジナルなものを生み出すことのできるアーティストたちに憧れる。

 

 

で、先日、こっちで美大入学を目指している子と話していて、それを言ったら「ある物事への賛成、反対の意見をもつことだけだって、すでに自分の考えをもっているということになる。それを表現する手段が言葉であるか、なにかを製作するかの差だけでだよ」とのお答えが返ってきた。

 

なるほど?

 

わたしは書くことが好き。

書くこと、文章にすることが自分がもっている表現手段の中では一番優れていると思っている。話すことより書くことでのほうが自分の考えていることを的確に表現できる。

 

じゃぁ私の表現手段は書くことなんだ。

だけど自分の表現手段を持っていたとしても、それが優れているかどうかはまた別問題。実際わたしは書くことは好きだけど、これはただの趣味だし、自己満足。

 

ということで、やっぱりアーティストにはなれない。いや、なりたいわけではないのです。

 

 

そんな話をした数日後、たまたまバーで現代ミュージックのコンサートを聴く機会があった。

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コンピューターをつかって彼らが演奏しているものは

雑音・・・

背景のグラフィックも含めて作品なんだと思う。

 

 

わたしはクラシック音楽が好き。

クラシックのコンサートを聴くとエネルギーをもらえるのを感じるし、なんていうか、鳥肌がたつ感覚におそわれる。

部屋で聴くのもクラシックが一番落ち着く。

 

ジャズに憧れて聴いたこともあったけど、わたしの音楽ではなかった。

やっぱりクラシックが好き。

 

なので、現代音楽のよさを理解するなんてもってのほか。

 

 

雑音(のような音楽)の中、アート、アーティストについて考えてみた。

 

吹奏楽をやっていた頃は、じぶんがみんなで作り上げる音の一部になっているという感覚にすごく気持ちよさをかんじていた。その感覚がたまらなかった。

 

サックスをソロで吹く時だって、自分の吹き込む息が音となって解放されること、じぶんと楽器が一体になる感覚が気持ちいい。

 

そんなのが、わたしが楽器を演奏していた頃感じていた、奏者として音楽から得られる快感。

 

 

だけど、いま目の前にいるこのひとたちの演奏方法はコンピューター。

真剣にコンピューターを操作しているけれど、この音楽を演奏することでどんな快感を感じているのだろう。

 

 

この雑音で何を表現したいのだろう。

表現したいものがポジティブなのかネガティブなのかも解らない。

 

 

現代アーティストってなんでもありだな、と思うことがしばしば。

自分が表現しているのだと言い張れば何でもアート?

 

でもきっと、中にはこれに共感を覚える人たちもいるんだろう。

そうしてたくさんの支持を得られる人たちが有名アーティストになっていくのだろう。

 

でも、多くの人の支持を得られちゃう、大衆うけすることって、オリジナルであることと相反するのでは?

 

世界から認められることと、独自であり続けること。

このバランスってむずかしそう。

共感されるテーマを独創的な手段で表現できればいいのかな?

 

アートの良し悪しについての知識は全くないのでよくわからないけど。

 

 

だけど、わたしがこうしているように、それを見た人、聴いた人に何かしらの思考のきっかけだったり、影響を与えられるのがアーティストなのかも。

だとしたらやっぱりこの人たちの雑音には意味があるんだ。

 

 

見たままを楽しむのがクラシカルなアート。

見た人に考えさせるのが現代アート

 

 

いままで現代アートは興味ないって敬遠してきたけれど、こういうわけの解らないものを創っている人たちが何を考えているのかはちょっと気になるなぁ。

 

せっかく、そういうわけの解らないものを創っている人たちがたくさんいる街にいるので、もうちょっと現代アートに触れる機会を増やしてみようかな・・・と思ったりしている。

 

 

 

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