プラハ旅行2 一人のんびりプラハを楽しむ
プラハ2日目は完全一人行動の日。
というのも、私以外の4人は2日前にプラハ入りしていたので早朝のバスで帰っていったのです。
帰りのバスの7時半まで時間はたっぷり。
4度目にして初の一人プラハです!
起きたらすでに9時でのんびりスタートでしたが、この快晴!!
この日もまずは旧市街広場へ。
ゆっくりとクリスマスマーケットを徘徊。
おっきーーーなクリスマスツリー
プラハのクリスマスマーケットは、街の美しさに反して売っているものはあまり可愛くない。(特にドレスデンと比べてしまうと)
食べ物が多いように思います。
この広場だけでいくつもの屋台があるTrdlo。プラハ名物?筒に巻きつけたリング状のパンにシナモンシュガーをふったもの。
味の濃いものが食べたかったのでガーリックパンを。薄い揚げパンにガーリックとケチャップとチーズ。カロリー高そうだな・・・
全くひねりのないルートですが、この次はプラハ城へ。
カレル橋の人ごみは疲れそうなので、Narodni通りから22番のトラムに乗って川の対岸へ、Malostranské náměstíで降りて、Nerudova通りをお城までの坂道を上がって行きます。
「王の道」と呼ばれるルート上にあるこの道は、昔の貴族の館がならんでいて建物が豪華で、各家のレリーフが特徴的で見て歩くのが楽しいのです。
毎回来ていますが、来るたびにうっとりしてしまう大好きな景色です。
お城の敷地内の噴水にもクリスマスのデコレーション
来るたびに見上げて写真におさめてしまう聖ヴィート教会。立派なゴシック建築の大聖堂です。
中にはミュシャのステンドグラスがあるのでも有名ですが、今回はとにかく観光客がすごくて中を見学する気にはなれなかったので外からのみ。
この教会の後ろ側にはクリスマスマーケットが出ています。
ちょこっとお城の敷地内を散歩して、さて次はどうしよう。
前回散歩したフラッチャニ地区が素敵だったからもう一度散歩に行ってみようかなぁとお城を後にしたところで目にとまった美術館。
何度もこの前を通っているのに一度も美術館に入ったことはなかったのです。(だってプラハは美術館に行くよりも街そのものを眺めているほうが楽しいんですもん。)
Baroque in Bohemia (ボヘミアのバロック展)
「ボヘミア」プラハのあるチェコ西部の呼称ですが、なんだか無性にこのボヘミアという響きに惹かれるんです。そしてバロック。音楽でも建築でも好きなスタイル、バロック。でも美術のバロックってあまり意識したことないなぁ、ということでとても興味をそそられました。
外は観光客で溢れかえっているのに美術館はとても閑散としていました。
真っ白な壁に赤いボードのコントラストが印象的な展示室。
その他にも天井の装飾も素敵なお部屋たち。
プラハはとにかく建築物が美しいんです。
絵画たちは、プラハ出身の画家たちのバロック期の絵、というくらいで特に特徴的というわけではない気がします。そして、私は絵画のバロックにはあまり興味がないかな、ということがわかりました笑
そんな中でも、かわいらしくて表情が素敵っと思った絵。
Bartholomaeus Sprangerという人の1585年の絵。この時代にこんな活き活きした表情を描く人がいたのね。現代人が見ても親しみが持てる絵だなぁと思う。
一番上の階は甲冑や武器などの展示があります。
ナイト、騎士ってやつですね!こんなのを身に着けて動けるなんて。肩こらないのかしら。
甲冑のお面を外した奥のイケメンを想像してニヤニヤしてみる笑
美術館を出ると陽が暮れはじめていました。
Panny Marie Andělské
この教会、鐘の音がかわいいんです。この日は中でコンサートをやっていたみたいで、一般人は入ることができませんでした。
丘を下る前にもう一度お城の横から街を見下ろす。
ピンクに染まるプラハの街並み。
プラハ大好きです。
とにかく建物ひとつひとつが素敵で、ひとつひとつ眺めてたらきりがないくらい。ため息がでてしまう。
エレガント、というのとはまた違った、古いだけあってなんだかちょっと神秘的な雰囲気もある。こんなに美しい街が存在するなんて信じがたい!って思ってしまうくらい現実じゃないみたいな気分にさせてくれる街。
「どこか一つ好きな街を選んで住んでいいよ」って言われたら間違えなくプラハを選ぶ。言葉やビザの問題がなければプラハに住みたかった。そんな街。
また来るからね。