ドイツでワーホリ!!

ドイツ留学専門エージェント「ドイツ留学サポートセンター」を運営しています。自身がドイツワーホリ中に書き始めたブログ。ドイツの情報や、海外経験についてなど書いています。

高級陶磁器のふるさとマイセンへ

ドレスデンから日帰りで観光できる近郊の街、

高級陶磁器で有名なマイセン。 

 

 もう半年も前になってしまいますが、ドレスデンにいたときに行ってきました。記事にできていなかったので今更ですが、マイセンのレポートです。

 

高級陶磁器の街、マイセン

エルベ川沿い、丘の上にたつお城が目印のマイセンの街。

お城とオレンジの屋根、この眺めだけでもロマンチックな街です。

 

駅を出て、エルベ川沿いを10分ほど歩き、橋を渡ると街の入口です。

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有田市姉妹都市だからかな?街の入口には日の丸もたなびいています。

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 マルクトと白い市庁舎。

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この市庁舎のわきのBurgstr.を丘の上のお城に向かって街中をのぼっていきます。

 

途中脇道に入ってみつけたおうち。なんだか『耳を澄ませば』の地球屋みたい♪

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マイセンのマンホール。ドイツは街ごとにマンホールの柄が違う!

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上まであと一息!

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 階段を登り切ると眼下に広がるマイセンの街並み。オレンジ色の屋根たちがかわいらしい。こんなに家々が入り組んでるんですね。

 

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Domplatzに出ていよいよお城とご対面です!白くてロマンチックなお城!

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Albrechtsburg  【アルブレヒト城】

開園時間:3月~10月 10:00-18:00/11月~2月 10:00-17:00

 

15世紀に建てられた後期ゴシック様式のお城です。17世紀アウグスト強王がこの城内に錬金術師ベドガーを幽閉し、白磁の製造方法を発見させました。1710年からはこの城内に陶磁器工場が設置されていました。

 今は中が博物館になっていて見学することができます。

 

 私は時間の関係でお城の見学は省略してしまいました。

 

Domplatzのお城に向かって左側はこんなかんじ。ゴシック様式の回廊かしら?

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来た道とは別の道から丘を降ります。

こんな変わった屋根の装飾をもつおうちもありました。小さい街だけれど一軒一軒建物が可愛くて歩いているだけでも楽しい。

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マイセン工場見学

www.meissen.com

住所:Talstrasse 9 • 01662 Meißen

開園時間:

09:00 a.m. ー 06:00 p.m. (5月ー10月)
09:00 a.m. ー 05:00 p.m. (11月ー4月)
10:00 a.m. ー 04:00 p.m. (12月31日、1月1日)

 

マイセンの工場兼美術館では、ガイドツアーで工房見学をすることができます。

日本語のオーディオガイドもあり、陶磁器制作の各工程を見せてくれます。

ガイドツアーは15分ごとに開催されていました。

 

 

最初にマイセン陶磁器の歴史についての説明があり、その後4つの制作工程を見学できます。

ひとつめはろくろで器の形を作る工程。20万個もの型があるそうです。(写真撮りそびれました)

 

二つ目が、人形の制作。焼きあがると1/6の大きさになるそう。

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三つ目は単色の絵付け。

マイセン陶磁器の代名詞的存在のタマネギ柄の絵付け工程です。

青色の色素は絵付けの時点では深緑。

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最後はカラフルな絵付け工程です。

柄は一点一点職人さんの手書き

色素は1万色にも及び、その配合は職人さんしか知らない企業秘密だそうです。

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 工房見学の後は併設の陶磁器美術館も見学することができます。

 

1万色にも及ぶという、門外不出のマイセンの色素見本(上)と歴代のマイセンのマーク(下)。

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陶磁器とは思えない細かーい品の数々!!

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いつかこんな食器コレクションがほしい!!

いつか・・・ね。

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見学を終えたところにはちゃっかり陶磁器の直営店が用意されています。

買えないですけどね・・・。

 

そう、マイセン見学に来たものの、とても手の出せる金額ではないのは重々承知(一番安いカップでも一脚100ユーロほど)だったし陶磁器を買って帰ろうなんて気はさらさらなかったのです。

 

でも手作り工程とか見せられちゃうと、「すごく価値のあるもの」ってことがひしひしと伝わってきて「欲しい!!!」という気持ちがうずうず。

白磁をつくるまでの歴史を知ったらこの白磁たちの輝きが格段に美しく見ててくる。

 

で、指ぬきを買っちゃいました。

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私、旅した記念に行く先々で指ぬきを買ってコレクションしているんです。だから、マイセンに来た記念に奮発してマイセン製指ぬきを買ってしまいました!こんなちっちゃなものでも36ユーロ!(普通のお土産屋さんで売ってる指ぬきはだいたい3ユーロ。)

 

最後はこれまた併設のカフェへ。

せっかくだからマイセンの食器でお茶したーい!と思って寄ってしまいました。

シンプルな真っ白な食器たち。

 

いつかは自宅でマイセン食器でお茶したい・・・

そんな夢を胸に抱きながら(笑)

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マイセン大聖堂

工房見学をした後、再び街の丘の上へ。

お城のわきから眺める対岸の街並み。川の向こう側も素敵です。

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ゴシック大聖堂が大好きなので、大聖堂はぜひも見ておきたい!と閉門前に駆け入りました。

 

開園時間:3月~10月 9:00-18:00/11月~2月 10:00-17:00

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6時閉門の大聖堂。到着したのは5:30。入口に行くと、あと10分で閉まるわよと言われ。

そっか、10分しか見学できないのか。どうしようかなぁ。

と考えていたら、「10分しかないから入場料はいらないわよ。でも10分ね!」と無料で見学させてもらえました!あぁ、慈悲深い(笑)

 

キリスト様の像もマイセンの陶磁器製。真っ白です!

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見た瞬間、ピカソゲルニカを彷彿とさせたこの絵画。

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こういう作品なのか、何かの理由で焦げてしまったものなのか。

こんな感じの絵が2、3枚並んでいて、うち一枚はうっすらとキリストの磔刑の絵が見て取れたので、もともとはふつうの絵だったのかも。

 

よくわからないけれど、なんだかショッキングで、少し心をかき乱されました。自分でもびっくりしたのですが、見ていたら涙が出てきてしまったのです。特に悩み事など不安を抱えていたわけでもないので、ちょっとびっくり。

 

 

暖かい色合いの大聖堂です。

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 丘の上から街をくだっていると、桜の季節だったので桜とお城のコラボレーションが美しかったです。

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路地でみつけたこんなオチャメな飾り?

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マイセン産ビール

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マイセンにもちゃんと地ビールがありますよ!

ラベルもオシャレです。

味の違いは・・・聞かないでください^^;

 

まとめ

ザクセン州の中で最も早く発展したマイセン。

州都ドレスデンよりも歴史は古いのです。ドレスデンバロックの重厚な街並みとは違って、かわいらしい印象の小さな街です。

こういう、小さいけれど美しくて見所がたくさんの街が点在しているのがドイツの魅力のひとつですね。

 

ヨーロッパ白磁器の発祥地、ぜひ本場で工房見学してみてください!

 

この日は急に思い立って無計画に行ったので、これを書いていたら私ももう一度ゆっくり行きたくなりました!

 

ドレスデンからのアクセス

Dresden HauptbahnhofからS1で33分

片道6ユーロ

 

 4月から10月は船でエルベ川下りで訪れることもできます。

www.getyourguide.de

 

 

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