ケルンっ子のパーティーに潜入!カーニバルはこうして終わる
火曜日の夜、Nubbelverbrennungというカーニバルの終わりの行事を体験することができました。
今回もAir bnbに宿泊だったのですが、火曜日の夜、ホストの女性と話ながらカーニバルについて色々質問していたら「今夜これからカーニバルの終わりをみんな騒ぐからよかったら一緒に行く?」となんとなんと!なお誘いをいただいたのです!
もちろん行く!!!
うひゃひゃ~
何かちょっとだけ仮装的なお化粧していったほうがいいから、と私も赤鼻とほっぺにお花のペイントをしてもらいました。
ホストは40代後半と思われる(20歳の息子さんがいる)女性。「母はたーくさんのカーニバル用コスチューム持ってるから!何か借りて行きましょう」と向かいに住んでいるご両親のアパートにもお邪魔させていただき。
何着も仮装の衣装を出して待っていてくれたお母様、私も帽子とピエロみたいな着け襟でちょっとだけ仮装。
どこからともなくザリガニ?のマスコットを見つけてきて「これかわいい!これ肩に乗っけちゃおっ♪どう?かわいいでしょ?」とマスコットを肩に乗せるホストマダム。
さらにそれをみて「それじゃ落ちちゃうから縫い付けてあげる!」と裁縫セットを持ち出すそのお母様。いい年した親子が真剣な顔してザリガニのマスコットを肩に縫い付ける。私からしたら異様な光景です(笑)
↓これ
棚の上には昔のカーニバルの写真が数枚飾ってあって、本当にケルンの人たちにとってカーニバルって特別なものなんだなぁと。
傍から見たらただの仮装祭りだけど、生まれた時から毎年これを経験してるって、
カーニバルスピリットとでも言うべきものがこの街の人たちには根付いているんだろうなぁというのがひしひしと伝わってきます。
さぁさぁ、いざ出陣!マダムのお友達の待つバー(クラブ?)へと向かいます。
すると入場待ちの列ができていて20分ほど待って入場。中は仮装した人で溢れていてみなさん踊る、歌う、飛び跳ねる!クラブで流れているのもパレードでも流れていたケルンの曲みたい。みんな踊りながら一緒に歌う歌う。私は一緒に歌えないのが残念で仕方ない。。
時には隣にいる知らない人同士腕を組んで踊ったり。この一体感がなんともいえず楽しいんだ。
いつも思うのだけどドイツ人(に限らずヨーロッパ人)、中年、年配の人たちも本当に踊るの大好き。日本てクラブは若者のもの(若者でさえ一部の人たち)だけどドイツでは年齢、男女問わず音楽があれば踊り出す。クラブ文化の違いを感じます。
むしろ今回のクラブは若者より中年のほうが多い印象。(といってもヨーロピアンたち、私と同じ年くらいでもかなり上に見えるから実際はそんなに年じゃないのかもしれないけれど)
ビールはもちろんケルシュビア!200mlグラスで出されるケルンのビールです。軽くて飲みやすいので踊りながら飲むには調度よい!
地元の人たちは最終日だけでなく、前週の木曜日から毎晩こうして仮装して飲み騒いでいるのだそう!
時計が12時を回る頃、だんだんとフロアから人がいなくなります。みんな疲れて帰るのか。
と思いきゃ。
今度はなにやらクラブのそとから太鼓の音が。
外に出ると一人一人蝋燭が手渡されました。
しばらくすると、司教の格好をした男性の挨拶で、蝋燭を持つ群集は歩き始めます。
太鼓の音とともに大声を上げながら歩く人々。
この大声、泣き声なんです。カーニバルが終わってしまうのが悲しくてみんな泣きまねをしながら夜の街を歩きます(クラブのある一角をぐるっと一周)。
真夜中に蝋燭をもった集団が太鼓のリズムに合わせてウワ~~とか大声あげながらぞろぞろと連なって行進。異様な光景です。
住宅街の一角ですよ。近所迷惑もいいところです。
が、カーニバルを愛する街なのでそんなことは関係ないんですね。
一周して再びクラブの前に戻ってくると、再び司教様のスピーチが始まりました。(ドイツ語で何言ってるかわからない・・・。)
そして最後に等身大の藁人形を燃やして終了。
(スピーチが長くてなかなか藁人形焼きにたどりつかないので私たちは最後まで見届けぬまま帰宅しました)
今更ですが、カーニバルとは何なのか。
これからイースターまでの40日間、キリスト教の伝統で断肉期間なのだそうです。現在では断肉ではなく禁酒や禁煙、甘いもの絶ちにとってかわっているようですが、そういった禁欲的な期間に入ります。
その前に思いっきり騒いじゃえ~というのがこのカーニバルなんですね。だからこのカーニバル期間、人々はお酒を飲みまくり踊り狂い知らない人にキスしたりと悪行をするわけですが、それを全部水の泡に~というのがこの最後の行事なのです。
Nubbelと呼ばれる等身大の藁人形にこれら全ての罪をなすりつけ燃やしてお~しまいっ。
というのがこのNubbelverbrennungと呼ばれる火曜日の夜の習慣です。
こんな催しが街のあちこちで行われるのがカーニバルの最後火曜日なのです。
月曜日のパレードを見て大満足していましたが、地元の人たちはカーニバルの最後にこんなイベントをしているなんて。ましてやそこに参加できるなんて思ってもみなかったのでとっても面白い体験をさせてもらうことができました!あまりにも非現実的で夢のような夜でした。
こんな素敵な機会をくれたホストマダム、この出会いに感謝です!
ケルンカーニバル、バラの月曜日編はこちら
ドイツ人が騒ぎ狂う日々!ドイツ最大、ケルンのカーニバル!!
バラの月曜日Rosenmontagと呼ばれるこの日は(今年は2月8日)、前週の汚れた木曜日Weiberfastnachtから始まるカーニバル期間のハイライト、大きなパレードが行われます。これを見るのを1年前から楽しみにしていました!!
パレードを愛するケルンの人々の熱狂っぷりを体験してきたので少しでも伝わるといいな!
これがドイツ最大規模、ケルンのカーニバルだ!
ケルンのカーニバル【Karnival in Köln 2016 】
ケルン到着時は雨が降っていたものの、お昼前雨が止んだのを見はからって、さぁ!パレード会場へ!
といってもパレードルートをちゃんと把握していなかったのですが、宿泊先からちょっと歩いたらパレードの通り道だったのでそこで観覧することに。
早速仮装したおじさんたちが乗った山車がやってきます。
うわっ!なにこれ!!
噂には聞いていたけど実際に見ると気合いの入りっぷりに驚きます!!
まだまだ来ますよ!
これはFCケルンの選手たち!イケメンぞろいやぁ!!
この山車はおこちゃまたち!きゃわいい!!
みんないっちょまえに仮装して大人顔負けにお菓子撒いてます!
ご婦人専用車もありますよ!
おじさんたち素敵な笑顔!
観客に配られるお菓子とお花
おじさんたち、山車の上からや行進中にお菓子をばらまいてくれるのです!
観客たちはKamelle~(sweetsの意味)って叫んで場を盛り上げます。掛け声に応えてお菓子を投げてくれる。
このお菓子がハリボーグミの小袋みたいな可愛いものならいいんですが、10センチ四方はあるであろう箱入りお菓子も降ってくるのでちょっと怖い。
気を抜いているとどこからお菓子が飛んでくるか分からないし、実際おでこにチョコレートの角が当たって痛かった>< カメラ向けるのもレンズに当たりそうで怖いのです。
慣れっこのドイツ人たちはみんなお菓子収集の袋もって待機。むしろ袋掲げてキャッチしてる人とかね。私も次来るときは虫取り網持参だな・・・。
ほら、向かいで見学している子供たちもみんな袋持ってるでしょ!
かわいい・・・
ちなみにお菓子、市販のもあるけど、各団体の特性パッケージのものもたくさん!手かかってます。
お菓子の他にもお花も配れますよ。
そうそう、男性が女性にお花をあげるとき、みんなほっぺにチュしてもらってます。
目の前で警備にあたっている警察のお姉さん、金髪美女だからパレードのおじさんたちに人気なの!みんなお姉さんにお花渡してチュッチュッってして去っていく。お花一人占めしててずるいぞーーー。姉さん職権乱用やん!
私の視界に入るところに立っている警官は金髪美女二人に、男性も若いイケメンお兄ちゃん。パレード警備は美男美女が選ばれるのか!?
お花渡してキス、山車の上からも投げキッス。キスキスキス!!ここは南ヨーロッパか!?な光景です。普段真面目でお堅いイメージのあるドイツ人ですがここぞとばかりにはしゃいでます。
色男くん
カーニバルに欠かせない音楽、鼓笛隊
山車の間には鼓笛隊。これがまたクオリティー高いんですわ。
山車に乗った仮装の人々と鼓笛隊、もうディズニーランドさながらの光景ですよ。
ケルンに来たのはこれが初めてなのですが、街のふつうの姿を知らないので、なんかケルンという街がテーマパークに思えてきます(笑)
お姉さんはサックスいっぱいにお花!
鼓笛隊の音楽がやってくるとみんな音楽に乗って体をゆらしたり手拍子したり踊ったり、一緒に歌ったり。この雰囲気がすごくいい!ドイツ人声が響くから、みんなが一緒に歌うとすごい迫力なの!
個性的で賑やかな山車の装飾
山車には個性的な装飾がされたものがたくさん!各団体や企業を表現するもの、
叶恭子さん!?
このカーニバルの山車はその時々の政治だったり時事ネタを表現するのも伝統。
たとえば・・・
メルケル首相。Melchelancholiaメルケランコリア(笑)問題は尽きませんからね。
キムもいました。
VWは謝罪してます。
ケルンといえば大聖堂ですから、大聖堂モチーフも人気。
これらの山車を引いているのはトラクターです。下の写真で分かるかしら?分かりにくいか・・・
これでも今年は小規模なの
同じ場所で観ていて、4時間ちかくひっきりなしにやってきたパレード!この規模すごくない!?4時間よ?
同じ人たちが何度も来るのでなく全団体が通過するのに4時間!!
ただ、今年は悪天候のために規模を縮小しているそうで、これで規模縮小って本来はどれだけ大規模なのよ??と想像もつきません。本来なら本物の馬が500頭ほどパレードに参加するらしいです。500頭の馬のパレードって。もう映画の世界よね、きっと。
山車の前後で衣装着て歩いているおじさんたちは本来は馬に乗れる予定だったのに歩きになっちゃったみたい。
この日は昼頃まで雨が降っていたものの、午後になって曇りから晴れ間も出てきて心配されていたほどの天気の荒れではなかったんですけどね。予報では嵐だったそうで、でも実際風は強かった。おじさんの頭の飾りが風にたなびいてました。
デュッセルドルフは3月に延期になってしまったそうで、このあたりで予定通り開催されたのはケルンだけだとか。さすが、ドイツ最大と言われるカーニバルの意地ですね!
街中が仮装だらけ!!
先週会ったボン出身の知人に、「ケルンのカーニバルは仮装せずに行くと白い目で見られるよ」って言われてそんな大げさなぁと思っていたのですが、あながちウソではない。白い目では見られないけど、仮装していない方が少数派^^;
空港から市内に向かうSバーンでも向かいの席のスペイン人カップルはホームで電車待ちしながら仮装メイクをしてライオンと猫になってました。
更にすごいのは、ベルリンで空港に向かう電車の中から一緒だった中年カップル。すでにカツラをかぶって明らかにカーニバル行きと分かる派手な衣装で飛行機に搭乗していました!
ケルン中央駅に着くとこれまた仮装をした人々で溢れていて、賑わってるなぁ~とは思っていたのですがまさかこんなにも誰も彼もが仮装をしているとは!
クレイジーなのはパレードではなく観客!!老若男女それぞれ仮装を楽しんでいます。
お堅いイメージのあるドイツ人だけに、こんなバカな格好してはしゃいでるのを見るとそのギャップに面白いと同時にかわいいなこの人たち、と思えてきます(笑)
そして路上はこのとおり。お菓子のゴミだらけ。
が、パレードが終わった数時間後には清掃車のおかげですっかり綺麗になっていました。
第五の季節にかける思い
このカーニバル期間、第五の季節と言われています。春夏秋冬に加えて「カーニバル」。
11月11日11時に市庁舎前の広場で、この第五の季節の開幕のイベントがありそこから3か月間、準備期間中にも街には準備のため仮装をした人々の姿が見られるそうです!!
1年の4分の1をカーニバルに費やしているのか・・・。
なんて甘い!!実際は今年のカーニバルが終わった今から来年について構想を練り始めているそう。
ちなみに、パレードに参加している人たちはそれぞれカーニバル協会に所属しているのですが、協会の人たちはこうして1年中カーニバルのことを考え毎週末をそれに費やしているのだそう。まさにカーニバルに人生かけているのです!
これだけのカーニバルを開催できるって生半可な気持ちではできません。お金も時間もかかってます。
みんながばらまいているお菓子、お花、みんな各協会のメンバーが払っています。衣装や台車にもお金がかかります。
ちなみに、最初にカーニバル協会が設立されたのは1823年。すでに200年近くの歴史のあるイベントなんです。
「わぁ~ディズニーランドみたい」なんて思いながら見ていたけれど、これにかけてるケルンの人々のカーニバル魂を知ったら、改めてこの祭りのすごさを感じます。
実際、今日カーニバルのサイトをチェックしたらすでに2017年(来年!!)の情報に更新されているではありませんせんか!!さすがに気の早さに驚きです(笑)
興味のある方、ぜひ来年仮装して参加してみてください♪
ほかにもドイツで見られる仮装祭りはこんなのもありますよ~
ケルンのカーニバルへ!!の前途が多難だった・・・
キリスト教の行事であるカーニバル。2月の4日~9日にかけての6日間、ドイツの各地でカーニバルが行われます。
特に有名なのがラインラント地方、ケルンのカーニバルということで、1年前からこの日を狙ってました!ドイツに来たら絶対行ってみたかったお祭りのひとつです。
ライアンエアーの罠
さて、ベルリンからケルンへ。600km弱と結構な距離があるので電車を使っても4時間はかかります。が、数週間前に予約したらライアンエアーが33ユーロとかなりお得だったのでフライト予約をしました。(ちなみに、なにもない平日だと片道9ユーロ!)
で前日の夜、オンラインチェックインをしていたら、最後の画面に「EU外のパスポート所持者はチケットをプリントアウトして持参してください」的なメッセージが。
え・・・。
うちにはプリンターがないので、バスでも電車でも飛行機でも、普段旅行に必要なチケットは全てタブレットに保存して対応しています。
なのに!プリントアウトしてこいですって!?
そんなこと言われても日曜の夜だし翌朝一の飛行機だからコピー屋さんなんて行ってる時間はないし・・・。
仕方ない、明日空港でチェックインしよう!
と思って念のためもう一度サイトを見てみたら
「当日カウンターでのチェックインにはチェックインフィー45ユーロがかかります」と。
45ユーロ??チェックインフィーに??
ありえない!!!
当日チェックインで45ユーロもとられてたまるもんか!!
いくらLCCといえどもこんな稼ぎ方ある!?どんなぼったくり商売だよ。
危うく45ユーロとられるところでした。気づいてよかった・・・。
ライアンエアーを使う際には必ずオンラインチェックインを忘れずに!!
結局チケットは朝、家の横のトルコ人がやっているコンビニみたいなお店で無事にプリントアウトすることができました。(いままでここでコピーできると知らずわざわざ隣駅のコピー屋までいっていた・・・)
ちなみに、ほんとうにチケットをプリントアウトする必要があったのかは疑問です。端末保存でもいけた気がします。
靴に異変が
空港に着きセキュリティーチェックに並んだところで左足に異変を感じた。
ブーツの裏を見てみるとかかとの底のゴムが剥がれてなくなっている!!!!
ヒールなしのブーツなのでかかとのゴムといっても5センチ四方はあるような大きいやつなのに。
えっ!!!!
確かに空港の駅に着いたとき、階段を上る手前で左かかとがなんかぱかってするような違和感を感じたんだけれど急いでたし、まさかかかとのゴムが剥がれるなんて予想もしなかったのでまったく気にしなかったら。
こういうことだったのか・・・
唖然。
で、よくみたら右のかかとも同じことが起きているではないですか!!!なんでやぁ~~
先週バイエルン地方を旅行していたのですが(旅行記は後程)、終始雨が降っていたためそのせいで傷んじゃったのかな。。
それにしてもそんなたかが4日程度の雨に耐えられない靴なんてある!?
しかもこのブーツ2年前にフランスで200ユーロくらいで買ったものだから、そんなに安物ってわけでもないのに。
気持ち悪いのが、左右の剥がれ方が違って左足の方がかかとが低くなっていること。
左右高さの違う靴で歩くなんて絶対体によくないでしょ!ただでさえ私骨盤歪んでるのに・・・
あぁテンションさがる。
というかこの靴で旅行しなければならないことが不安。。早く修理に出したいのに。
厳重なドイツのセキュリティーチェック
そんなこんなでそわそわしながらむかえたセキュリティーチェック。
液体類とPCを別にして荷物をX線検査へ。
ところがなかなか荷物が来ない。
私のトランクがX線を通るところでなにやら担当員2人が画面を見ながら話合っている。
今度はなによ!?
トランクを脇によけられ「何かクリームみたいなもの入ってない?」と。
あぁ、そうだ忘れてた、と取り出した200g入りのクリーム。
あっ、、200g。。先週の旅行のままのトランクできたから液体物とか気にせずそのまま来ちゃった・・・。
「200gは容量オーバーだからだめよ」と。係員のおばさま。
いや、そのクリーム高いんです。こんなところで没収されてたまるか!!!
M「でももう中身半分以下です」無駄な抵抗と分かっていながら反論してみた。
係「でも入れ物が200gだからだめよ」
M「でもそれクリームだから液体じゃないです」苦し紛れすぎる(笑)でもなんとしてもクリームを救出したい!
係「ダメダメ」
M「でも前も検査受けたときはOKだったもん」(そうでした、以前Stuttgartに行った時もたしか同じクリーム持ってきちゃってセキュリティー止められたんだけど中身見せたらOKで通してくれたの。忘れてました。あぁ、以前すでに警告を受けているのにすっかり忘れていたなんて学習能力なさすぎる、わたし・・・)
懇願してみましたが結局没収。。
はぁ・・・。
まぁ完全に私が悪いんだけどさ。
甘く見てましたよ、ドイツ人を。だって日本の空港ではたまに液体類小分けにした袋を鞄から出さずにX線通しても完全スルーだったりするよ?セキュリティーチェックなんてちょろいちょろいと思っていたらこんなところでひっかかるとは。。
先週ベルリンでもテロ未遂があったところだし、セキュリティー厳しいに越したことはないんですけどね。
みなさん、ドイツはセキュリティーチェック厳しいです。持ち物にはお気をつけて!
テンション激落ちでもいざケルンへ!
こんなヒヤヒヤとソワソワとがっかりでスタートする旅行はめったにないですよ。ここ最近は平穏に旅行できていたのに。
ともあれ、色々あったけど無事飛行機搭乗までたどりつけました。
ライアンエアー。搭乗時刻が遅れてるなぁ~と思っていたら、前のフライトから到着して乗客が降りてきたばかりの機体に乗り込みました。電車並みの回転率で運行しているんですね。
めずらしく太陽が顔を出すベルリンの空だけがせめてもの救いです。
飛行中、女性の客室乗務員がアナウンス時になにがそんなにおかしかったのか分からないけれど、アナウンスしながら笑いをこらえきれずにクスクス言いながらのアナウンス。いくら外国の航空会社といえどもこんな軽いノリの航空会社は初めてだ・・・。
まぁ安くて安全に飛行してくれればそれでいいんですけどね。
ということで、無事に悪天候のケルンに到着。
お次は本題、ケルンのカーニバルレポートです!
ティファニーブルーのカフェで朝食を♪ in ハンブルク
オシャレなお店の多いシャンツェ地区
ガイドブックを見ていたら、シャンツェ地区はオシャレなカフェやブティックが集まる地区と載っていたので気になって行ってみました。
雨に加え風も強くてあんまり出歩く気分ではない天気だったのですが。。
そうだ!ハンブルク、港街だからか、風が強いです。
(ただこの日は帰ったらベルリンも強風だったからこの日だけ?)
SバーンのSternschanze駅で降り、Schanzen通りを歩いてみると、確かに小さなブティックがちょこちょこあって時間とお金に余裕があれば楽しいだろうなぁ~な通りです!
この通りを突き当たったところの角を曲がるとSchulterblatt通り。こっちの通りの方がカフェが多い印象。
オシャレなアパートたちとそれにも関わらず落書きされまくった街並み。
たしかに、湖周辺の気取った雰囲気とは違って活き活きしていて親しみやすい感じ。ちょっとベルリンぽい。
土曜日の朝、朝食メニューを出しているお店が多く、どこも人であふれていました。
うわぁーーかわいいっっ!!と思ったカフェ。
Schulterblatt 12,20357 Hamburg
入ると10時半ですでにほぼ満席(10時開店)の人気っぷり!
スコーンやクロワッサン、チーズの盛り合わせ、シリアルなどの朝食メニューがあり、カウンターの奥では店員のかわいいお姉さんたちが準備にいそしんでいました。
カウンターには目移りしてしまうケーキたち!
乙女心をくすぐられるカフェです♪
白と水色で統一された店内。ティファニーブルーって言うのかしらね、この水色。私は根っからのピンク好きなのですが、この朝はティファニーブルーってお上品で素敵な色、なんかこの色いいなぁ~と白と水色にときめいたのでした。
このカフェ以外にもたくさん気になるカフェがありましたよ。
ハンブルクに住んでいたら毎週末色んなカフェで朝ごはんを楽しみたいな~なエリアでした。
夜のハンブルク、Reeperbahn
爽やかな朝から一転。
港町、海の男の街とあってハンブルクにはヨーロッパ最大の歓楽街があります。
図らずも宿泊先のAir bnbの最寄駅がReeperbahnだったのでちょっとだけ雰囲気を味わうことができました。さすがに女一人で路地にまで入って行く勇気はなかったです^^;
新宿歌舞伎町みたいなもんですかね。とはいえ駅の目の前のお店でSEX-HOUSEって堂々と書いてありますからね(笑)昼間の明るいうちにこの通り沿いを歩いたのですが、危険を感じるとかではないんだけど、ちょっと夜一人で歩くのははばかられるなぁ~という雰囲気でした。
女性は立ち入れない、飾り窓の並ぶ通りもあるそうです。
その他気になった街並み
赤レンガと曲線の優雅な屋根のバランスが素敵だなと思った通り。Neander通り。
こっちはとんがり屋根。同じ赤レンガでも曲線と直線でこんなに雰囲気が変わるのね。
ここにブラームス博物館があるようです。ブラームスはハンブルク生まれだったんですね。ちょっとこの博物館行ってみたかったな。
なんか赤レンガの街並みってロンドンを連想するのは私だけでしょうか。
更にさきにはこんなバイオリン工房?もありました♪素敵な通りでしょ?
この他にも港町ならでは、日曜の朝に開かれるフィッシャーマンマルクトもあります。行きたかったけど曜日が合わず残念。
さすがドイツ第二の都市とあって色々な見所のあるハンブルクです。
まとまりないけど以上でハンブルク編は終了~。
ハンブルクでオペラ鑑賞♪こんな夜には素敵な出来事も起きるのだ
この時期は日が暮れるのが早いですし、そそくさと宿に帰っても夜の時間がもったいないなぁ~なんて思って。
そうだ!オペラに行こう!思いたったわけです。
(いや、オペラかオーケストラか迷ったのですが。)
ハンブルクはクラシック音楽も充実
そうそう、これまたハンブルクのイメージ外だったのがオペラハウスとオーケストラホールがあること。ハンブルクって産業都市のイメージが強かったので文化的なものってないのかと思ってたんです。
が、ガイドブックを見ていたらハンブルク国立歌劇場では毎日オペラかバレエが上映されていることを知り、おや、これはオペラを見れちゃうチャンスではないのか?と食いついたわけです。
ドイツに来た当初は「この1年たーくさんクラッシック聴くぞー、オペラ観ちゃうぞー!」と張り切っていたのですがここ半年はほとんど聴きにいけてなかったので、初心に返り!!
さらにガイドブックにはLaeiszhalleライスハレ「クラシックの殿堂」と書かれていて、殿堂とか言われちゃうとこっちも気になっちゃう・・・。単純。
ライスハレはこんなかわいらしい外観
ん~・・・オペラかオーケストラか。どちらも捨てがたい。
ちなみにこの日の演目、ライスハレはWiener Symphonikerウィーン交響楽団、ドヴォルザークの謝肉祭とシューマンの交響曲第2番。
えぇぇぇ~ウィーン交響楽団!!
一瞬ウィーンフィルと勘違いしてめっちゃテンション上がったけどウィーン交響楽団でした。どっちみち有名な楽団です!
国立歌劇場はモーツァルトのオペラ Cosi fan tutte
似非クラシックファンなのでこのオペラ知らなかった・・・。
しかもどちらも20ユーロ前後のチケットが残っている!!
(そんなに贅沢している余裕はないので格安チケット狙いです)
オペラとオーケストラ、日本で鑑賞するときとの価格差を考えたらオペラのほうがお得感が大きい!ということでオペラを選択。
当日券の購入
ちゃちゃっとネットでチケットを予約しようと思ったのですが
いや、待てよ、オンライン予約をしてもチケットを印刷できないではないか・・・。ということに気づき、直接ボックスオフィスに行くことに。
(もしかしたらプリントアウトする必要ないのかもしれないけど不安なので)
国立歌劇場の横(Grosse Theaterstr.)にあるTageskasseに行き当日券を購入。
一番ランクの低い11ユーロの席はすでに売り切れていて、次に安い17ユーロのランク、最後のひと席をゲット!!
改めて、オペラが2000円前後で見られてしまうなんて日本では考えられないですからね!ドイツにいくこの機会を謳歌しなければ!!
オペラも観れて行き帰りの交通費つき!
しかも更にお得なことに
オペラのチケットで帰りの交通期間もタダになる!
なんと!この日は電車の一日券を購入せずにいたのでラッキー!
モダンなハンブルクオペラ
オペラの外観も写真に撮ろうと思ってはいたのですがあいにくの雨でカメラを取り出すのがめんどくさくて撮りそびれました。
ショッピングモールやカフェの並ぶ通りの一角にあり、ガラス張りのモダンな建物です。歌劇場って、今まで見てきたドレスデン、プラハ、パリ、ウィーンなどなど豪華な歴史的建造物なイメージが大きかったので、「なんかハンブルクのオペラは華やかさに欠けるわね」というのが第一印象。
ヨーロッパでオペラを見るのって内装の豪華なホールでの鑑賞という経験そのものがわくわくだったりするので、今回はちょっと残念。
ホール内もこんな風にいたってシンプルです。
4階のテラス席、2列目の一番内側。
視界はこんな感じです。
まったく予習していかなかったのでちっともストーリーが分からなかったのですが^^;帰ってきてからネットで調べてそういう話だったのね~と。
思いがけずな出会い
オペラもよかったのですが、それ以上に素敵な出来事がありました!
開演直前にやってきた隣の席の人。
なんだよ~隣いなくてラッキーって思ってたのに。
なんて失礼なこと思ってたら、日本人。
休憩に入り「よく観に来るんですか?」なんて差し障りのない質問から会話を始めたら
「僕ここのコーラスで歌ってるんです」と!!
なんと、声楽家さんでした!!
で「これから裏のカンティーネ(食堂)に行くんですけど一緒にどうですか?」と誘っていただき、よくわからないままついて行きました。
コンサートホールを出て隣の建物へ。入口の係員さんに軽く挨拶をして颯爽と中へ入って行く彼。え?え?従業員証とかいらない?私も入っちゃって大丈夫なの??とそわそわする私。
エレベーターで4階へ上がった奥に食堂があります。
廊下はこんな感じになっていました。地下でホールの楽屋と繋がっているそうです。
2幕に間に合うように戻らなければいけないので(間に合わなかったけど笑)すぐに食べられるものを注文して、私はスープとプレツェルをいただきました。
人が引き払ったところを見計らって撮った食堂。ですが、
正装したオケの演奏家さんやお化粧したままのオペラの出演者さんたちもお食事をしてました!!みなさん休憩でそんなにリラックスしちゃうの!?と、関係者でなければなかなか見ることのできない光景にお目に書かれたのでした!
いやぁ~面白い経験をさせてもらいました!
旅行をするとどこで何があるか分からない、思いがけない出会いや経験に遭遇することができる。楽しいなぁ!
オペラを選んでよかった!そしてこの席、17ユーロランクで最後の一席だったから私の意思で選んだ席ではなかったのに。残り物には福来るってことですね!
そうそう、彼は劇場の関係者だからいつでも割引でオペラ鑑賞できるんだそうです。1階パルケット席で観ることもできるけど、あえてランクの低い4階テラスを選んでいるのは、ここが一番歌手の声の響きがいいからだそう!オケに負けずに声が聴こえるんですって。
たしかにコンサートホール、どこが一番響きがいいんだろうと気になることもありますが、全体の響きでなく歌声が一番響く場所を選ぶなんて、 さすが声楽家さん!な理由です。
こういうマニアック情報を知れると嬉しくなっちゃいます(笑)
オペラ鑑賞後も近くのバーに連れて行ってもらいビールを飲みながら色々なお話を。
自分の体からあんなに声が出たらさぞ気持ちいいだろうなぁ~私も歌習いたいな~ぁと。
ドイツに来る前は「ドイツでコーラス習いたいな~。ドイツ人と一緒に第九歌うのが夢!」なんて思ってたんですけどね。やれずじまいです。。
ってな話をしたら、ドイツでは第九歌う機会ってあまりないんですって!
年末の第九コンサートは日本の習慣らしです。
とかとか、音楽という特殊な世界で生きる人のお話が聞けてとても楽しい夜になったのでした。
思っていたよりはるかに素敵な街だった!ハンブルク!!
みなさん、ドイツ第二の都市はミュンヘンでなくハンブルクですよ!!知ってました?
って知ってるか。。
私はドイツにくるまでミュンヘンが第二の都市だと思っていました。
ハンブルクも名前は有名だけど(ハンバーガーの由来になっているくらいですしね)、そんなに何があるってイメージもなくて。
さらにいえば、北に位置するし天気悪そうだし、ドイツに来てからもちっとも興味なかったんです。
ベルリンからは電車で2時間、バスで3時間です。(そんなに近かったのね!)
私はバスで行ってきました。片道たったの7ユーロ!相変わらずバスは重宝します。
特別市ハンブルク
ドイツ第二の都市であり、最大の港街、ハンブルク。
港?ハンブルク海に面してなくない?
そう、港といってもエルベ川の河口から100kmほど内陸にある河川港なので海はないのです。
ベルリンと同様、一都市で連邦州を構成している特別都市です。(ブレーメンも)。
古くから交易都市として栄え、中世には自治権を獲得しハンザ同盟の一員として繁栄した裕福な都市です。
アルスター湖をとりかこむオシャレな街並み
ハンブルクの中心を地図で見ると、海はないはずなのになんか水辺が多い。
と思ったら、街中にどーんとあるのは湖なんですね。アルスター湖。
http://www.lahistoriaconmapas.com/atlas/germany-maps/map-hamburg-germany.htm
で、この湖が素敵な雰囲気を醸し出しているんですわ。
が、、なぜだぁぁぁ自分!
なぜかアルスター湖の写真を撮りそびれている。。のでいきなり夜景。伝わらない・・・
この湖を取り囲むように豪華な建物たちが立っていて、高級リゾートの雰囲気をかもし出しています。
実際、湖の南側を走るJungfernstieg沿いには高級ブティックなんかも並んでいたりしてショッピング街になっています。写真の左側に湖があるのです。
建物が大きくてエレガントだし、湖のおかげで解放感があってすごく気持ちのいい街並みです。
で、ちょっとおもしろいなぁと思ったのが、この通り名の由来。Jungfernは未婚者、Stiegは通りの意味。時をさかのぼって18世紀頃、未婚の女性たちが男性探しにここを散歩したことが通りの名前になってるんですって。現代でも有効かしら?
Jungefernstiegを一本入ったColonnadeも美しい建物に囲まれた
しょっぱなにこの景色を見て、ハンブルクよ、今まで見くびっていてごめんなさい、とと一気に高感度アップ。めちゃくちゃ素敵な街じゃない!!
そうよそうよ、これぞヨーロッパの大都市!!薄汚れたベルリンを見慣れてしまっているから、大都市ながらヨーロッパらしい街並みに感動!!
豪華な市庁舎
Jungenfernstiegをちょっと歩くと現れる市庁舎。
ひやぁぁぁぁ!美しい!!
ネオルネッサンス様式だそう。
地球の歩き方に、「バッキンガム宮殿より6部屋多いのが自慢」って書いてあって、そんなとこ張り合ってるのか、と(笑)でもバッキンガム宮殿より外装も豪華よね!
ガイドツアーで中も見学できますが、省いてしまいました。
オシャンティーな倉庫街
地図を見ずになんとなく歩いていたらいくつか川を渡り倉庫街へとたどり着きました。
なんだか横浜みたい(てか横浜がヨーロッパを真似てるのよね。こっちが元祖)!な川沿いの倉庫街。
なになにこのオシャレなかんじ!赤レンガが素敵すぎる。
港ってそれだけでちょっとわくわくするのにこの景観ですよ。異世界だわ~。
川沿いを港に向かって歩いて行きます。
船が止まる、港の雰囲気に。
でも海じゃないので潮臭さがなく空気が爽やかなのも◎!港と都市と教会がうまく調和しています。
真ん中の輝くガラス張りの建物が新しいオペラハウス。まだ建設中かな?波の形をイメージしているのだそう。あんな中洲?の先端、上層階から港を眺められたらさぞ気持ちいいでしょうね!
晴れた日の夕暮れ、夕日をバックに船がいい感じです。
ハンブルク港クルーズの遊覧船もあるようですが、夏だったら乗りたいけど風強いし寒いし今回はやめときました。
St. Michaeliskircheミヒャエル教会
港から再び街なかへと戻り、見えてきたのがミヒャエル教会。ハンブルクで一番有名なプロテスタント教会。
教会裏手の広場、後ろを振り返るとこんな近代的な変わった外観の建物が。色々な建築が混在していておもしろい。
ミヒャエル教会、中に入るときらびやかなバロック様式。ドレスデンのフラウエン教会に似ているなぁ~
曲線が美しくて豪華な内装。バロック好きだけど個人的には教会としてはこのスタイル豪華すぎて好きじゃない。作り込まれてる感が強すぎて、教会じゃなくて宮殿じゃん、と思ってしまう。
「教会の維持のために2ユーロ募金してください」って書いてあったけど。じゃぁ装飾削ればよかったのに、と思ってしまった。無礼者でごめんなさい。
以上がざっと、想像していたより美しかったハンブルクの街並みです。
三十年戦争、ナポレオン戦争、1842年の4日間におよぶ大火事、第二次世界大戦での空襲被害と、幾度も打撃を受けては復興してきた街。それ故にあまり古い建物は残っていない近代都市、といわれますが街中ではバロック様式の華やかな建物をよく目にするし、うまく古い要素を取り入れながら復興された街なんだなぁと感じました。
ドイツ第二の都市といいつつも、この記事で書いた場所はすべて歩いても回れてしまうくらい見所は集中しています。湖周辺の高級感ある雰囲気、ムードあふれる倉庫街、港の解放感、色んな表情をもつハンブルク。
次はハンブルクでのオペラ鑑賞です。
【シュパイヤー】世界遺産の大聖堂でドイツの王様たちにご挨拶
ハイデルベルクから電車で45分、世界遺産の大聖堂があるというのでSpeyerシュパイヤーまで足を伸ばしました。
密かにドイツの世界遺産全制覇を目指してます。(なかなか訪れられていませんが・・・)
世界遺産、シュパイヤー大聖堂
ロマネスク様式の大聖堂。
神聖ローマ皇帝ConradⅡコンラート2世によって1030-1061年に建設されました。
ドイツでロマネスクの大聖堂って珍しいんじゃないかしら。ロマネスクが興生した時代に力をもっていた都市がこんなところにあったなんて。
それにしてもかなりの迫力です!とにかく壮大!!
装飾がシンプルでどっしりした建築様式が、圧迫感といってもいいくらいに存在感を際立たせています。
中に入るとゴシック建築かと思うくらい高さを感じます。
そして、この大聖堂を有名にしているのは、ドイツで一番美しいと言われる地下聖堂、Cryptクリプタです。ロマネスク様式としては世界最大のものだそう。
ここにドイツの歴代の王様たちが眠っています。
クリプタへの入場料には3ユーロ。
赤と白の煉瓦の縞模様が印象的な堂内。
棺の置かれている部屋にはここに眠っている王様たちのレリーフが。
ここに眠っているのは以下の12名
- ConradⅡ コンラート2世(没1039)
- HenryⅢ ハインリヒ3世 (没1056)
- HenryⅣ ハインリヒ4世(没1106)
- HenryⅤ ハインリヒ5世(没1125)
- Gisela ギゼラ( ConradnⅡの奥さん)(没1043)
- Bertha ベルタ( HenryⅣの最初の奥さん)(没1087)
- Philip of Swabia フィリップ(没1208)
- Beatrice ベアトリス(Fredrick Barbarossaの二番目の奥さん)(没1184) とAgnesアグネス(Frederick Barbarossaの娘)(没1184)
- Rudolf of Habsburg ルドルフ1世(没1291)
- Albert of Austriaアルブレヒト1世 (没1308)
- Adolph of Nassau アドルフ(没1298)
ルドルフ1世もここに眠っています。ルドルフ1世といえばハプスブルク家初の神聖ローマ皇帝であり、ハプスブルク家をヨーロッパの名門に発展させた王様。
彼の棺の蓋も展示されています。
この石造、彼の生前に作られたもので、顔には皺が再現されていたり実物に近い姿が表現されていますが、中世期にはこのように王様のリアルな姿を石造にするのは例外的だったようです。たしかに、棺の蓋の石造って若々しい姿のものしか見たことないかも。
王様たちが眠るお墓は、クリプタの中でも高い場所に安置されていて階段を上ってたどり着くようになっています。
(棺を写真に撮るなんて悪趣味?なんて言わないで。)
ドイツの王様たち、あなた方が基礎を気づいた国で私は日々楽しく過ごさせてもらってますよ~、とお墓参り。
奥の真ん中がこの大聖堂を建てたコンラット2世、手前のお花がお供えしてあるのがルドルフ1世の棺です。
この場所は、もともと赤ひげ王バルバロッサのために用意されていたものらしいのですが、第三回十字軍で小アジアで溺死してしまったため、代わりにルドルフが埋葬されることになったそう。
色んなエピソードがあるのね。
見学を終え、裏庭に回ってみると、大聖堂の後ろ姿はこんな感じ。
思いのほか素敵な旧市街
シュパイヤー、大聖堂以外にはなにも期待せずに来たのですが、街並みも素敵でした。
マクシミリアン通り
まず、大聖堂へ続くマクシミリアン通り。時計塔のある門をくぐると大聖堂まで歩行者天国になっています。
両脇には1階がカフェやブティックになったカラフルな可愛らしい建物が並びます。
大聖堂手前に並んでいたクリスマスマーケットの屋台のひとつ。
ディズニーランドにこういうのいるよね!?
民家もかわいい
マクシミリアン通りから外れると、特に何があるというわけでもないのですが、静かで素敵な旧市街。
そしてこの街、カラス?のかざりがところどころに。街のシンボルなのかしら?気になります。
さまざまな建築様式の教会たち
大聖堂の存在にすっかり存在感を奪われてしまっていますが、他にも色んな建築様式の教会が点在しているのが印象的でした。
小さいけれどゴシック様式だったり。
これはいくつかの様式が混在しているらしいけれど丸みを帯びた屋根とファサードがエレガント。
この白い教会は内装が豪華らしいんだけどこの日は閉まっていて入れず残念でした。
シュパイヤー、大聖堂だけでなくのんびり旧市街を歩いてみるのも楽しい小さくてかわいいらしい街です。
ドイツにはまだまだ私の知らない素敵な街がたくさんあります。